『ディケイドくん、見直したぞ』 2023年4月21日
『ライダー対戦は劇場へ』というワードは、私の二度と聞きたくないワードランキングで堂々13位の位置に居座り続ける魔のワードである。全てを破壊し全てを繋ぐな。しかし、なにもそれを生み出した仮面ライダーディケイドが嫌いなワケではない、むしろ大好きな方だ。
九つの世界を巡り終わるまでは特に中だるみもせず、話もまとまっていて面白かったし、1話のワクワク感も平成屈指。特に最後のクウガの世界がダイジェスト的に流れたときは「どうなっちまうんだよこれから……!!」と大興奮。
だがやはり「なにが1番最高?」と問われれば、ノータイムで「オープニング演出です……」と答えざるを得ない。おばあちゃんも言ってたし。
曲自体がカッコイイのはもちろんのこと、演出がなんかおしゃれで良い。演出の知識はからきしなので専門的なことは分からないが、フィルムが入ったガラス瓶が割れたりする演出で「……やるねェ」と感じたのは記憶に新しい。
ちなみに、電王のオープニングでもケーキが割れる演出がある。自分でも何を言っているか分からないが本当にケーキが割れる。平成くん、OPで割るの好きすぎないか?
そしておしゃれな演出にプラスされる正当なカッコよさ。
なんと、9人のライダーが全員登場するのだ。1人だけでも一騎当千であるのに、もう9人も同じ画面に収まったら脳がキャパオーバーでダメになっちゃう。
毎週日曜朝に子供に脳汁あふれさせるイケない番組として認知されなかったことに疑いを向けてしまうレベルである。