日向坂46ドキュメンタリー映画「三年目のデビュー」感想
※以下、多分にネタバレを含みます。
1. 箇条書きの感想
・なっちょとおたけが終始いいやつ過ぎて泣ける。
・オードリー登場シーンはなぜか笑ってしまう。
・日向坂DCL後の、ねるの卒業報告のシーンは見ていて辛いものがあった。
・今野さんから紅白出場の報告があった時、今野さんの話が終わる前にべみほだけニヤケを抑えられていなかったのが凄く好きだった。
・個人的にはそこまでハマった歌ではないものの、「青春の馬」はすごく日向坂のメンバーにとって大切な歌なのだと感じた。これからもたくさんライブでやるだろうし、じっくり聴きたいなあ。(DASADAライブに行けなかったので、お寿司センターの青春の馬を初めて見ることが出来た!)
・EDに「車輪が軋むように君が泣く」という選曲が秀逸すぎる。「夢追いかけどこまででも回せ車輪!!!」
2. 日向坂の未来
映画を見ながら、こんなことを考えた。
「東京ドームを達成したら、日向坂はどこを目指すのか?」
日向坂のメンバー(特に一期生)がひらがなけやき時代も含めてこんなに頑張り屋さんなのは、不遇時代の経験があること、そして何より佐々木久美という存在の大きさにあることは映画に明らかである。
ひらがなけやき時代は、輝かしい乃木坂や漢字欅の人たちを必死で追いかけた時代で、日向坂になってからは、とにかく日々ステージが大きくなっていくことにがむしゃらについていったのではないかと思う。その中で、今年の年末には「約束の卵」で目標とされた東京ドームでの「ひなくり」が開催されることが予定されていて、名実ともに乃木坂や欅坂に並ぶことは間違いないだろう。
「約束の卵」で自身で歌っているように、「遠くの夢って、勇気をくれる」のである。でも、その夢が具体的でなくなると、マンネリ化してしまうのではないか。これが僕の抱える不安である。もちろん彼女たちは与えられた仕事を一生懸命やるだろうけど、乃木坂のように外仕事で活躍するメンバーが増えれば増えるほどグループとしてのパフォーマンスが下がることは明らかで、日向坂もその二の舞にならないだろうかということだ。
僕が好きだった「アイドルマスター」というコンテンツも同じで、「ドーム」という目標に向かって各コンテンツが盛り上がっていって、10周年で西武ドームでライブをやっていた頃の勢いは凄まじかったけど、それを超えてからというもの、物足りなさを感じている人は多いようである(僕のタイムライン上の話だが)。
だからこそ、日向坂には「秋元グループ」に対する世間の冷たい目を払拭するような存在になってほしいと思う。やれ握手券商法だの、口パク集団だの、秋元グループを揶揄する声は根強いわけだが、僕はそれを補って余りあるほど魅力のある人たちだと小学生の頃から思っているし、それが間違いなかったことを証明してほしいな、と切に願う次第である。
3. 次の目標は「一億総おひさま」だ!
ハラミンさんという方の動画で、「日向坂は部活だ」ということが言われていた。これはどんなアイドルグルーブにも言えることで、特にAKBの初期メンバーや乃木坂一期生もそんなところがあると思うのだが、日向の強みは、二期生・三期生にもそれが共有されていることなのではないだろうか(特に花ちゃんズの二人は、お互いをライバル視しながら認め合っている感じが好きである)。
「俺は嵐の中だったら松潤が好きだな」「え~、俺はニノだな」「結局大野くんがいいのよ」そんなノリで、日向坂の話ができる時代が来たら良いなあ。
以上です。