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男性の競争意識も大変だ…対抗意識をぶつけてくるのよ!

 自分の冴えない思い出を書いている拙noteだが、働き始めて本当にびっくりしたことが、かなり年齢も上で、給料や立場も自分よりずっと高いと思われる男性たちが、真っ向から自分に対して対抗意識をぶつけて攻撃をしてくることであった。こちらは新卒だったのに。

 当時は、それが対抗意識とか攻撃だったとはよく分からず、単純に自分の能力が不足しているせいで怒られているのだ、と思ってしまっていたのだが、思いかえしてみるとそれは、男性からの「自分たちの方が上だ」としめすための、マウンティングだったのかも、と思うようになった。

 男性に攻撃をされない努力、というものが必要だったのだ。とにかく下手(したて)に出て、絶対に彼らのプライドを損ねないようにしなければいけなかったのだ、ということは、他の女性たちの振る舞い方を見ていてのちのち気づいたことだが、自分には、まるで、できなかった。

 ただ、うまく振る舞っている女性たちは、男性たちから面倒な細かい仕事を、全部押し付けられているようにも見えた。

 機嫌を損ねないように振る舞って気に入られると、面倒な仕事をすべて押しつけられて、異様に多忙になっていく。嫌われると攻撃は受けるが、見放されて、仕事はあんまり押しつけられない。嫌われず、押しつけられない立場にいる人は、あまりいなかった。

 オッサンが牛耳る残念な組織において、女性がちょうどいい立場にいるのは、とても難しい。どう振る舞うとちょうどいいのか、さっぱり分からなかった。できる人とみなされなければという重圧は男女問わずあるものだけれど、残念な組織の不明瞭な評価軸の中での「評価されたい」という思いは、立場が弱い人(私であった)への攻撃にたやすくすり替わるのである。

 あまり威圧的ではなくて仕事に対しても良い距離感で過ごしている素敵な人も、たまにはいたが、そういう方は皆、非正規で、すぐに見切りをつけていなくなってしまうのであった…。

以上です。

 

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ねすぎ
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