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「自分が知っている有名な会社(出版社など)を数社エントリーして、最初の段階ですべて落ちて就職活動のやる気を失った」昔の自分に、もう少し違った就職活動のやり方を教えたい。

就職活動の実態や女性の正規雇用率の低さ、3年未満離職率の高さや、採用において中途採用の比率も相当高くなっている実態を多少なりとも知った今になってみると、20年以上前ではありますが、新卒時の就職活動のやり方と、企業を選ぶときの視点は、間違っていた…と思います。(まぁ、ろくにやらなかったのですが…)

しかしながら、いまだに自分を含めて、本当は●●系の企業や●●社に行きたかったのに、受からず、不全感を感じつつ今の仕事をしぶしぶやっている人が結構多く、そんな風に残念な気持ちを抱えながら生きていくには人生は長いので、二十数年前の学生であった自分に教えたい、と思うことをここに記します。

まず最初に知っておけばよかった、と思うこととして…

①知名度のない企業でも、労働環境が良い企業はたくさんある。
 「就職四季報」を買って採用実績校、離職率、などを確認すべき!
 有名な企業に入れないと「負けている」と思いがちだが、
 採用数と全国の大学生数を冷静に考えてみればよかった!

②大学3年生の時点で知っている企業は本当にCMなどで流れているごくごく一部の企業であり、自分は労働環境についての知識がゼロであった!

③大学の中でのヒエラルキーを気にしてはいけなかった!出身大学のOBOGが多少なりともいる企業を見つけた方がよい!

大学の雰囲気によって異なるかとは思うのですが、「こういう企業に入れることがイケてる」とされている業界、企業、があります。そのイケている業界、有名企業に入って、その後、転職、海外の大学院進学などを繰り返し、どんどんキャリアアップを続けていける、そんな仁義なき戦いに思い切り入っていけそうな人は、ぜひとも頑張ってほしいです。しかしそういう学生というのは大学の中で10%くらいではないか(根拠はない数字)。はっきり言うと、女性は、中高が御三家卒、あるいはそのくらいにレベルの高い中高卒、というような人でなかった場合、最初から相手にしてくれない企業が存在します。地方出身だとそもそもそう言った経歴ではないので、そこの中高スクリーニングに引っかかるような企業においては、東京出身者にはまず勝てません。

学歴と容姿の魅力とコミュ力と大学内で目立った活躍、かつ運、がすべて必要となります。

自分は「そういう(御三家などの中高を出ていて目立つ活躍をしているような)タイプではないな…」と思った場合は、あこがれの会社は、5社くらいまでのエントリーにとどめ「仕事は生活のためである」と路線変更をして「2,3年ですぐに辞めている女性が少ない企業」「大学のOBOGがかつてそこで勤務していたことがあり、辞めていない」企業を、大学内の就職支援部署のファイルなどから参考にして選ぶことがとても大事です。好景気を生きた大人の意見はあてにしてはいけません。最終学歴の価値は、新卒採用においては、好景気時代に比して、間違いなくガタ落ちしているからです。

江頭2:50と蛯原友里は同じ北九州の大学出身ですので、大学が一緒でも、学生の個性はそれぞれ、ではありますし、どんな大変な環境下でも楽しめる人、というのは存在するので、OBOGがいれば「合っている」とは一概に言えないかもしれませんが、採用のやり方などは、実は長年変わっていないので、同じ大学の人が「数年前の採用で」採用されているか否か、ということは重要です。そうでない、昔から好きだったものを作っている会社などを、思い出として受けるのはよいですが、5社くらいまでにとどめた方が無難です。

新卒の学生から超人気のある企業はエントリーシートのお題が異常に難しい上に、すでに別の特定の大学出身者(採用実績校が早慶東大、旧帝大のみ、というような会社は未だに本当に沢山存在します!!!)を狙ったセミナーや、入社の為の塾のようなものを受けている人しか受からないですし、採用ルートがリクナビマイナビとは別にあることも多いのです。

そういった企業を持ち前の受験勉強に熱心に取り組んだ気持ちと同じように真剣に受けても、準備に時間がかかる割に、自尊心を損ねてしまうので、かなりもったいないです。

特に「自分は少し内向的だ」「体が華奢である」「体育会系ではない」「メンタルが弱い」という自覚がある男性、女性(自分がそうだった)、体育会系比率の人が多いところにうっかり入ってしまうと、その後の立ち位置が、圧倒的に不利です。

偏差値の価値観を強く内面化して、自分は大きな会社ではたらけるものだ、ビッグになれるものだ、と思ってしまっていると、入社した企業の規模、入った後の扱われ方とのギャップに悩むことが恐らくあることと思います(自分がそうだった)。

「生活のために」「離職率の低いところで」「新卒というカードをなんとか使って」長く働ける方法を探すべきだという意識を持つことが必要です。

(この意見は個人的なものなので、当てはまらないと思われるケースももちろんあることはご了承ください‥)

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ねすぎ
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