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ニッポンで…一番エライひとは誰?(2)就活の対策講座で小銭稼ぐ…大手企業の元社員たち!(※日本企業にネームバリューがあった過去のひとたち)

 自分自身も、元新聞記者の方の講座を数年間、学生時代に受けていたのですが…いつも大学の先生や、大学の友人としか接点が無い時代に接する、リアルな社会人および社会人経験者は、狭い世界の中では、大学教授よりもずっとずっと、とてつもなく、エライ存在でした。彼らへの憧れの眼差しというのは、なかなかに凄いものがあったと思います。

 流石に大手新聞記者だけあって、その人脈は凄かったのです。今やベストセラー作家になったような方々の新人時代、首相がまだ首相になる前の若手政治家だった頃から注目していた、インタビューをしていたというような、交流の話は大変面白かったです。当時、生活圏が、大学の寮と、集合写真を高校時代の友人に見せたら「この男性たち、妙に老けて見えるけど、親戚?」と言われるような男性(なのに女性への目は超絶!キビシー!男性たち)ばかりの大学で、男女比の不均衡さから異常にモテている男性たちに舌打ちしながら日々を過ごしており、その環境ですべてが完結していたので、都内のさまざまな大学の受講者がおり、皆が目を輝かせ先生の話を聞いている環境はとても楽しかったです。LINEなどもなかったので過剰に深入りすることもなく。。とにかく、ムネアツ(※胸が熱くなる)の思い出です。

 その先生には(なぜか)自分の書いたものを大変に褒めていただき、その時に教えていただいたことを糧に、残念な職場向けのエントリーシート(今は略してES)を書き、「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」をしたため残念な内定を得て、残念な経験を書くことを決意し、いま、こうしてnoteを書いているので本当に感謝しているのですが、40代を超えた今になって思うと、その就職活動対策講座、および、そう言ったところで就活を控えた大学生たちに、弁舌をふるう企業出身の先生方に対しては、少し、モヤモヤする気持ちになるところもあるのでした。

 彼は、すでに、かなり年配で第一線を退き、週に数回、講師として教えていたご様子でした。かつ、若き頃は、出世街道★一直線、と思われる経験が豊富で、各界のすごい方々や、著名な作家の方々へのインタビューはもちろんのこと、一緒に大きなイベントを行った(恐らくは大変に景気が良く潤沢に予算があった頃のイベント…)思い出などを、切々と語らっておられました。

 先生が…活躍していた…その頃は…インターネット…(少しはあったがホントに少ししか)なかったんですよね…。

 GoogleもAmazonも、Facebookもなかったでしょうね…。最近ファクトチェックをやめることにしたmeta社なんて存在していませんでした。外資系コンサルなんて存在も知りませんでした。

 非正規雇用も…ほとんどなかったですよね…。

 女性は、ほぼ全員、3年で辞めて主婦になってたんですよね…。

 生涯未婚なんて言葉、ほとんどなかった頃、子供の数はたいへん多く、そして日本のGDPランキングは世界上位で…ビストロSMAPを楽しみにして…中居くんのダンスとMCの輝き…さらには君が代熱唱など…(それは少し後だけど)…今とは、全然、違う頃です…。

 その先生への感謝の念は、大変強くあるのですが…大手企業の出身者…もうちょい最近の就活事情や、社会情勢を知ってる人が…大学生向けの先生になるべきではと…思うのですが…年功序列とパワーバランス…講師として引っ張られるためのその人脈…ネットワーク…!

 若い社員では…教えられないのかもしれませんけれど、好景気の頃の大手企業の社員の方の話って…ホントに役に立ちますかしら?自分の頃は20年以上前だったけど…まさかこんなに誰も新聞読まなくなるなんて…テレビも雑誌も見ないし買わない…ニッポンが輝いてたころのオジサマが…若い人たちに弁舌振るうの…時代が…ちょっと…違いませんかね…。

以上です。


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ねすぎ
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