ゴースト&レディ
今日は遠路はるばる浜松町までミュージカルを観に行った。
ゴースト&レディ 漫画が原作のミュージカル
灰色の幽霊グレイと看護婦のフロー(ナイチンゲール)の絆と愛の話
だと思っている。
最初見に行こうと思ったのは、ナイチンゲールの話だったから。
看護師の免許を持っている身としては、今までも教材でたくさんナイチンゲールにはお世話になった。
そこで、一体どんな話なのかと関心が湧いた。
ネタバレ大好きな自分としては、気になるとすぐに調べてしまう癖があるが
今回のミュージカルはしっかりと我慢した。
感想としては、一言 すごい良かった。
としか言いようがない自分の表現力の無さ。
まずは曲が良い。クリミアへ行こう、という「走る雲を追いかけて」
なんて勇気と決意に満ちたフロー達の曲。
どうしても自分はナイチンゲールのような大義名分な理由で看護師になろうと思ったわけではなく、徐々に看護師として勉強していくうちにこの職業を選んで良かった、と思うようになった。
ナイチンゲールが居た時代の人は、彼女のような存在は本当に希望だったのかもしれない。
自分は希望という存在にはなれないけど、独りで逝かせないというフローの思いはとても共感した。
後はキャラクターとしてはゴーストのグレイ。
彼のチャーミングで気分屋の印象があった。
徐々にフローと会話をして関係を育む様子を見ていると、人を信じたいけど信じられない思いを
溶かして信じさせてくれる彼女の存在は希望だったんだろうな。
そして、そんなグレイもフローにとっての希望だった。
お互いの存在が希望であり、思いやる優しさが見ているとくすぐったさを感じちゃうけどそれさえ心地よく、本当信頼関係を築くというのは尊いことだと思った。
そして、エイミーの曲。
この曲共感しか湧かなかった。
憧れの存在って本当に遠い。自分にはない知識と聡明さを持っているフロー、追いかけてもその背中には追いつけない、厳しい世界だと分かるエイミーの気持ち。
すごい、分かる。実習とか看護師1年目とかほんと辛くて二度と経験したくないと思うしほんとにきつい。憧れの看護観を待つ先輩、一体自分はどのくらいしたらその境地に達するのかと思ったり。
とにかく本当に良くて最後はもう鼻水ぐすぐずでエア涙を流してた、、
また観たいな〜〜