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じゅうだん謎 BEYOND Period / Relive BGM担当振り返り(⚠️ネタバレを含みます⚠️)



はじめに。

みなさん、おはこんばんにちわ。
NesLa_です。

このnoteでは『じゅうだん謎 BEYOND Period / Relive』のBGM制作にあたりまして、色々と考えたり、作品に込めた思いだったりをお話していこうと思います。

⚠️以下、ネタバレを含みますのでご注意ください⚠️

KURAHAさんとの出会い。


出会う前の話。

あれは……確か爆弾魔ことKazuweeがKURAHAさんとdouble-K名義で謎を作ったことからはじまります。
修羅祭脱出を経て正式に4CE Dimensionのメンバーとなったワタシなのですが、そこでひとつの話が持ち上がります。

突如送られてきたこの画像。

2024/2/26
この日全てがはじまりました。
じゅうだん謎BEYONDの、はじまり、はじまり。

KURAHAさんが関東に来るということで、それまでにデモで1曲作ってみることに。

そこには、とんでもないオーダーが。

は……???!!!?!?!

ワタシは驚きを隠せませんでした。
謎解き公演に??音ゲー音楽を???
ちょっと何言ってるか分からないなぁ🤔

と思いながらヒアリングを進めていったのですが、後々気づいたんです。

(ここにいる3人全てが音ゲーマーだ……)

これはとんでもない事になるぞ……と思いながら、とりあえずボス曲っぽいのはなんだろうか……と検索。

そこで出会ったのがApolloでした。
何故Apolloをチョイスしたかと言うと、double-Kのふたりがゴリッゴリにオンゲキやりまくってるという情報を耳にしたからです。

そして曲を書き終え、デモを送ったところで次の設定が送られてきました。


いやいや!これ!オンゲキやん!!!!!!!!
どんだけオンゲキ好きやねん!!!!!!!!!
というツッコミは置いておいてですね、
これ、とんでもないんですよ。
何を企んでるんだ?!と思いながら、後にでかい花火を打ち上げてくれたふたりに会うことになります。

焼肉しながら正式に案件として仕事をもらう。

デモに満足してくれたのか、ワタシに正式に依頼をしたいとのことで焼肉に行くことになりました。

(初対面めっちゃ緊張するんよなあ……)

そこに現れたdouble-Kのふたり。
ワタシ、こころのなかでガチガチ。
お店に入り、焼肉を食べながら契約の話へ。

(何だこの頭のいかにも良さそうな生物2人組は……)

と思いながら、契約を詰め、雑談をしたのですが、
ふたりがじゅうだん謎 BEYONDを作るにあたった経緯を教えてくれました。

KURAHAさんが3/31までしか制作活動が出来ないとのことで、これはやるしかないって思って、案件をいただいたんですね。Kazuweeが世話になってる人だもの、ワタシの中では協力する以外の選択肢がなくてですね。

そんなこんなで案件を引き受けることになります。

案件の作曲中に起きたこと。

納期2週間のうち10日うつでダウン。

何言ってるか分からないと思うんですが、ワタシ精神疾患で双極性障害というものがありまして、気分の波が非常に激しいんですね。

ぶっちゃけたこと言うと実働4日になります。

最初の2日で5曲、ラスト2日で3曲を書いたわけなのですが(既に意味わからないよね、ごめんね。)

ちなみにいちばん苦戦したのはsummerですね。はい。間違いない。(後述します。)


各楽曲のまとめ。

OP『BEYOND』

この曲はオンゲキのEverlasting todayに脳を侵食されて作った曲です。トランスっぽさを残しながらも少々テクノ調につくらせていただきました。実はシンセリードを4本も重ねて音に何とか厚みを出そうと試みたり、シンプルな作りの中で色々と工夫をした作品です。


Spring『impact』

この曲はリファレンス通りxiさんのTitaniaをイメージしながら書かせていただきました。『impact』の通り、印象的な入りが特徴の曲となっております。
ワタシの中でのxiさんのイメージってシンセメロをコードで鳴らしながらそのコード内でピアノがアルペジオしてたりする印象だったので、そこをリファレンスさせていただきました。個人的にもかなり気に入っています。


Summer『emotion』

前にも書いた通り、1番苦戦したのがこの曲です。ありとあらゆるエモさを詰め込もうと頭抱えながら作っていました。8bitではじまり、オケが壮大に奏で、静かになったかと思えばアコースティックギターとピアノのみのパートがあり…一部リファレンスのアストロノーツを参考にしながらも、原曲はバンド調ですが、今回はハッピーハードコアに仕上げています。


Autumn『recursion』

この楽曲はApolloをリファレンスして作ったのですが、そもそも作曲者の曲が好きすぎて色々と聴いていたところもあったので、魔王とかそこらへんも多分混ざってると思います。頭から始まる意味不明な音然り、途中で鳴るモールス信号には『たすけて』という意味が含まれていたり、なんせ7連符が多いこと多いこと……。宇宙へ冒険していく、そんな様子を込めた楽曲となっています。


Winter『resurrection』

この曲も難産でした。バンドサウンド、実はすごく苦手な分野なんですよね。その中でも冬らしさを出すためにピアノやシンセを駆使してディープな音からキラキラした音まで、頑張って作った記憶があります。冬と言えば雪、雪と言えば雪合戦、その後かまくらでみんなで温まって、また雪合戦して。みたいな情景を思い浮かべながら聴いていただけると幸いです。


Laststep『expand』

この曲は頭のオルゴール以外リファレンスをガン無視して作りたいように作らせていただきました。ワタシの中でボス曲といえばこんな感じだろう!というものをなんとか形にできた感じです。途中で一瞬別のゲームが入ってくる時がありますが、お気になさらず。これはやりたいことがたまたま原曲ともろ被りしてしまってわざと作り替えた名残なんですよね。それはさておき、謎解き中の楽曲はここまででおしまいです。次からは解説とエンディングの曲を紹介していきます!

解説『div』

この楽曲のジャンル、聞き慣れない方が多いとは思うのですがPumpcoreというジャンルです。ベースに重きを置いたジャンルでかなりゴリゴリした感じに作りました。解説でもシリアスさが抜けないなんて、どんな公演だ、笑


ED『Period』

この曲も、もはやリファレンスガン無視で書きたいように書かせてもらいました。公演の最後を飾るに相応しい楽曲ができたと思っています。シンセリードと生楽器の組み合わせってやっぱりいいですね……。

最後に。

この公演では本当にいろんなことがあって、新潟と埼玉が中止になってしまいましたが、最後まで駆け抜けてくれたKURAHAさんKazuweeさん感謝✨

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