livinstorm.
いつものように怖い夢をみた。
幽霊はでてこない、戦争の話でもない、ホラーも殺し合いも嫌いだけど怖くない。登場人物はすべて覚えていない、覚えていないが陰湿な空気だけを現実まで持ち込んでしまった。
今まで噛み殺した感情のこだまが部屋中に響き渡る。目がチカチカする。破れた障子の穴から冷気が。雪が降っていた、そして15時間くらい寝た、関係ないけど。
記憶から血を絞る作業だけはやっていく。いままで生きてたかもしれない自分の数を数える、あの日の湿度が5%でも高かったら地元でヤンキーになったかもな、みたいな感じで、ゆっくりじっくりと数えていく。
部屋の中を徘徊する。徘徊よりは踱步duóbù、試行錯誤しながら思考する。フリースタイルじゃない、ぬめった青くさい焦りが背中から這い上がって騒ぎ出す。気持ち悪い、内臓を吐き出してみたい。
畳のヘリにローソンのコーヒカップがゆらゆら、発酵したツバメの巣の匂いがする。ノスタルジーに口をつけてみる。腐ったカフェインが神経にmushyな連想を漂わせる。
いつから泣かなくなったんだろ、どっぷり理性の罠に、like a descent into the maelstrom. たまには感情という浮き木にしがみついてもいい、暴れまわてっもいい。反省する。