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🍐稲城市の川清園さんに伺いました🍇

こんにちは!NESラボステーションです!

今回は、東京都稲城市にある「川清園」さんでのフィールドワークの様子をご紹介したいと思います!


●なぜ稲城市は梨が有名なの?


 稲城市の梨は約300年前の江戸・元禄時代に遡ります。代官増岡平右衛門と川島佐治右衛門の二人が、山城国(現在の京都府東南部)に出かけ、その帰りに「淡雪」という品種の梨の苗を持ち帰り、村内に植えたのが始まりと言われています。稲城市は多摩川の沿岸で、その肥沃な沖積土(ちゅうせきど)の地で梨の栽培には最適の土壌であったことから、現在梨が特産品となっています。生産される梨はできるだけ早く私たち消費者へ届けるために直売所で販売されることが多く、市場にはほとんど出回らないそうです。

梨園の様子

●川清園さんについて


 川清園さんは、稲城市で江戸時代から16代続く農家さんです。稲城市の特産品である梨をメインに作られていますが、梨以外にも、ブドウや梅、ボイセンベリーや野菜なども作られております。また、「ガイアの夜明け」、「グッドモーニング」、「ヒルナンデス!」などのテレビ番組にも多数出演されています!さらに農作業だけでなく、自治会や社会福祉などの地域活動にも積極的に参加されて地域の活性化にも取り組まれています。
生産されている梨とマスカットを実際に食べさせていただき、普段食べていたものよりずっとおいしいと感じました!


川清園さんで栽培されているマスカット

ところで、皆さんは「ボイセンベリー」をご存じでしょうか?私はこのフィールドワークで初めて知りました!ボイセンベリーは希少価値の高いキイチゴで、たくさんの栄養が含まれており、健康食品としても注目されているそうです!川清園さんでは、このボイセンベリーを軽井沢で最も有名なジャム専門店「沢屋」さんに直送してジャムに加工されているそうです。

●梨づくりのこだわり


 川清園さんでは梨づくりに様々なこだわりがあるそうで、今回は2つご紹介します!

1つ目のこだわりに「配合肥料」があります。この配合肥料は、千葉県の銚子産カタクチイワシの煮干し、大豆や菜種油の粕、少量の化学肥料と混ぜて作られます。煮干しを入れることにより、味が格段に違ってくるそうです!

2つ目のこだわりに「花粉」があります。どんな植物も果実を作るためには花粉が必要なのですが、川清園さんでは、受粉用の花粉にネパールのヤマナシの花粉を使うそうです。この花粉を使うことにより、大きなナシの実を作ることが出来るそうです!また、ヤマナシの木は無償で全国のナシ農家さんに提供されていています。しかし、お礼としてお金を振り込んでくれる農家さんも中にはいらっしゃるそうですが、公益財団法人日本農業研修場協力財団(JAITI)を通じて全額ネパールへ寄付されているそうです!

●まとめ


 今回のフィールドワークを通して、スーパーで売っている梨と稲城の梨で「そんなに違いはないんじゃないの?」と思っていたのですが、生産方法や販売方法など大きな違いがあり、とてもおいしい梨になる理由がよくわかりました。また、農作業だけでなく、地域の人々とのかかわりも大切にされていて、都市農業には地域との関わりが大事であるという事を再認識しました。また、川清園さんではネパールや全国の人々とも関わりがあり、世界規模で交流のある農家さんがあることを初めて知り、農家は地域のかかわりしかないイメージがあった私は驚きを受けました。
都市農業では、地域の人々とのかかわりが大切でしたが、何事も人との関わりは大切だと思います。ですので、この点に注目する考え方を日常から意識して生活したいと思います!

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