恐怖の39度

ワクチン2回目翌日。起床しても特に熱らしい熱は出ておらず、「これは勝ちだな」と思って2時間後、38度に。ワーオ……。

とりあえず寝るも寝汗で2時間置きに目が覚める。不思議と食欲はあるので合間に食事を取りながら「寝る、2時間後起床」というルーティンを繰り返す。体感では随分と深い眠りについていたつもりだが起きると2時間しか経ってないので1日がやたらと長く感じる。そのうえ20時以降は単純に眠れなくなってきたので相当な退屈具合。しんどい時に時間が経つのが遅いのは中学バスケのシャトルランの時から変わってねーのか!くそっ。

そうこうしながら日を跨いで午前1時過ぎ、39度を超え限界に。平熱35.6度の俺にとっては地獄も地獄!今度はキツすぎて眠れず、ただただ耐えるのみという拷問。1回目のワクチン接種時は特に熱も出なかったので前回もらったカロナールも残っているが部屋の中で見当たらない。壁に掛けているバッグの中を朦朧としながら探していると力加減を誤ってしまいプラスチック製のフックが折れ、ぶら下げていたバッグ複数が音を立てて落下。ただでさえ散らかっている床に散乱、人間が歩くスペースが減る。熱でかなり参っちゃってるので「なんでこんな追い打ちをするんですかぁ……」と泣きたくなる。

「うーうー」と文字通り呻いて気晴らしをしながら見つけたカロナールを2錠飲んでしばらくすると落ち着いてきて入眠。8時にはなんとか36度台になっていて一安心。というかガッツポーズ。

3回目の接種が必要だよ、と言われたら悩むレベルで辛かった。一人暮らしの高熱、あまりにも孤独で「いっそデリヘル呼んで手を握っててもらうか?」という妙案が浮かんだレベル。もう嫌だ。嫌だよ俺は。

そういえば寝る度にしょっちゅう夢を見たけどそのほとんどにやたらと昔の知り合いが出てきて走馬灯チックだった。学生時代そんなに絡みもなかったし卒業後に一回も会ってないし思い出したりもしていない同級生とか夢に出てくるのってどういう仕組みなんだ。

寝具が汗まみれで汗くさいけど生憎の雨で洗濯できず。今日はソファで寝るか。

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