![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157295529/rectangle_large_type_2_47fec3c09098a370f5de1f4ea132d874.jpeg?width=1200)
レボ ビーストロケット (アブ・ガルシア)に施したカスタムについての備忘録
お久しぶりです。拶双魚です。
レボビーストロケットのカスタムについて情報を残しておきます。
・軽量カスタムスプール導入
・遠心パーツ(ブロック含む)抜きでの運用
この2点のカスタムについての記事になります。
それでは、興味があればどうぞ。
レボ ビーストロケットについて
概要
レボ ビーストロケットはアブ ガルシアの汎用ベイトリールです。
主な特徴としては、最大巻き取り量108cmというハイギアと
径37.5mm×幅26mmの大口径スプール、11kgの最大ドラグ力があります。
改善したかった点
レボ ビーストロケットを使っていて課題に感じた点が2つあります。
・普段使いには純正スプールが重すぎる(27.5g)
・ブレーキが使いづらい(マグブレーキが弱すぎ、遠心ブレーキが強すぎ)
これらを解消すべく、カスタムに着手しました。
軽量カスタムスプールの導入
まずは軽量スプールを導入しました。
青嵐ルアーさんから出品されている、レボビースト系統(ビーストX、ビースト、ビーストロケット)用の軽量スプールを通販で購入しました。
ビーストX(ブレーキは固定マグのみのモデル)にも対応するタイプAを選んだので、厚さ2.5mmのマグネットも10個付いてきました。
(遠心ユニットやその代わりのブロックを付けないタイプになるので、マグネットからの距離が遠くなることで効きが弱くなるのを防ぐためでしょう)
サムネイルではシールドベアリングが付いていますが、届いたスプールに付いていたのはオープンタイプのセラミックベアリングでした。
(この方が回転が良いですが、もしかすると自力でメンテしない層には管理が大変かもしれません)
スプール重量は約15g(ロキサーニBFと変わらないぐらい)、純正スプールから遠心ユニットを移植して約18gです。
純正で27.5gだったスプールが社外品で18gになり、さらにシャロースプールであるために最大まで糸を巻いた状態での重さの差はさらに広がります。(測ってないですが、この差はかなり大きいです)
![](https://assets.st-note.com/img/1728447802-RCYJzpOvy3qB5rXVThPotwM0.jpg?width=1200)
マグが少々強く効きすぎでした。幅5mm×厚さ2mmの磁石10発なら丁度いいぐらいだと思います
スプールの軽量化に成功、しかし…
これでスプール重量の重さは解消され、マグネットも効きやすくなったのですが…
![](https://assets.st-note.com/img/1728447856-nPYrIioD6wuGlbjSRygxmW8M.jpg?width=1200)
このままでも悪くはないのですが、
使わない遠心ユニットのためにスプールが3gも重くなっていることに、
ベイトフィネスの釣りもよくやる僕は納得が行きませんでした。
3.5gまでは快適に扱えても、3g前後になるとレスポンスが悪くなり始めるため気を付けてキャストする必要が生じているためです。
遠心パーツ抜きでの運用
遠心パーツ抜きでカスタムスプールを使おうと思うと
構造上、磁界の中にスプールがあまり入らないため
マグダイヤルを最大にしても大して効きは良くなりませんでした。
解決法①:マグネットの厚みを増やす
そこでまず試したのがマグネットの追加です。
ネットで調べればそこそこ見つかる情報、かつ家にあるものでも出来る手軽なチューンです。
![](https://assets.st-note.com/img/1728448577-vWf9QBJLwjXuiH8ptI7F4Gmb.jpg?width=1200)
しかしブレーキの効きはあまり良くならず、
ポケットに固定されず磁石に付いているだけの状態であるため
ベアリングに付かないよう(帯磁して回転が悪くならないよう)
恐る恐るつけ外しを行わなくてはならないのが気に食わずやめました。
解決法②:互換性のあるパーツで何とかする
レボビーストロケットにはほとんど同じ規格の機種が2つあります。
レボビースト(ギア比の低いモデル)と
レボビーストX(遠心ブレーキが付いていないモデル)です。
遠心ブレーキが付いていない以外には、フレームも含めほとんどのパーツが共通であるレボビーストXのマグホルダーは
他の2機種と比べてよりスプールに近付けるように作られています。(遠心ユニットの厚みの分だけ近づく必要があるため)
これを移植することにしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1728449201-sXbp5AxKMtSY0PyaLlZGJ2BQ.jpg?width=1200)
メーカーのHPには生産終了とありましたが、在庫無しでは無かったようです。
(互換性についてはパーツリストのパーツ番号から確認しました)
![](https://assets.st-note.com/img/1728450100-RhU0AyetsIbwdx6iCX4nKvro.jpg?width=1200)
カップ側を分解してパーツを組み込んで組み立てれば底上げが終わり、
晴れて固定マグ単体化終了…と思いきや
別の問題が発生します。
スプールのギア側の端に隙間が出来るようになってしまいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1728450351-cLdq2IhMAlKxD3Yrg6pzoJwU.jpg?width=1200)
パーツリストを確認したところ、メカニカルブレーキノブが違うようです。解決しました。追記あります。
深さが足りず、カップ側に押し出す形になっているのではないかと思います。
とはいえ、すぐにそのパーツを手に入れることもできないうえ確証も持てないため、
セラミックダブルボールベアリングを釣り具アニーさんから購入した際に厚みの調整用に同梱されてきたワッシャーを2枚噛ませて処置し、無事隙間を埋めることが出来ました。
一先ず、これで固定マグブレーキのみのカスタムスプールで運用することが出来るようになりました。
もしお手元にレボビーストロケット(またはレボビースト)があれば試してみてください。
ではでは。
![](https://assets.st-note.com/img/1728451625-zjSpuAFBRcroCbtkiJLWQIGe.jpg?width=1200)
追記(2024/10/10)
レボビーストロケット純正のマグホルダーからベアリングの下に敷くワッシャーを移植し忘れていました。
ので、レボビーストXからマグホルダー周りを移植してきたらそれで十分だったようです。