絶対は約束できなくて
絶対以外約束しないでってあの曲は言っていたけれど、
いつだって目の前にいる人のことを絶対だなんて言えない。
人の気持ちに絶対もずっともなくて、言葉は気持ちに何の透明度も持たないよね。思っていても言えないことも、思っていないのに言えてしまうこともあるなんて言葉と生きていくのはどうしてこんなに難しいんだろう。これからもずっととか、絶対ね、って言ってくれる人よりも、
今日の自分を今日好きでいてくれる人を信じてる。
1年前は遠くて見えなかった一緒に住みたいとか結婚したいとかそんなことが少しだけ見えるようになった。
うーん、ちょっと違うかも、。
他の人とそんなことをする想像がつかないくらい気持ちとか身体とか、
一緒にいるからそうなんだと思う。
付き合ってからずっと変わらず思っていることだし、彼氏しか見えなくなっているような友達とも、自分も時々恋人しか見えなくなるし、よく話すけれど、「この人しかいない」なんて絶対は誰にだって存在しない、。と、思う。
きっとわたしも くんも、もしもこの先別れることを選んだらそれなりにまた大事な人が現れたり、夢中になれるものが見つかってのめり込んだり、仕事に疲れたり、恋愛に失敗したり、アイドルを追いかけたり、ライブに行ったり、毎日大好きな音楽を聴いたり、時々大事だったふたりの毎日を思い出したり、結婚したり、結婚しないことを選んだり、そんなふうに生活していくんだろうな。生きていくっていうことはきっとそういうこと。
恋人のことはわたしが幸せにしたいなと思うけれど、もしも一緒にいることが大事な人の幸せを奪っちゃうことになる日が来たら、離れることを選ぶ。のがわたし。
絶対幸せにできるからまだ一緒にいようよ、を選ぶのがあなただよね。
わたしわがままだし頑固だから離れようを押し通した自分が長いこと後悔を引きずることなんて分かりきってるけど、巡り巡ってどこかでまた幸せを見つけるんだと思う。わたしがそんな回り道している間に、 くんはとっくに素敵な将来を見つけてるんだと思う。
この先ずっと一緒にいるかなんてそんなのわからなくて、絶対だよ を約束する勇気もない弱すぎるわたしだけど、今の今、大好きだから、そのことを大事にしたいと思う。そんな今が何十年も毎日続いていくかもしれないね。それを思い出にして仕舞って進まなきゃいけなくなるかもしれないね。
たまにはこんな弱気なこと言わないと、幸せを感じ取る場所がなくなっちゃうんだ〜
絶対だったな、
間違いなく くんはわたしにとって絶対だったんだなって思う未来が待っているかな。