私の上位互換はいない
私は上位互換や下位互換という言葉が好きだ.なぜなら語感がいいからだ.
ゲームのキャラや,商品には明確な上位互換が存在していることがある.しかし,人間には個人個人に明確な上位互換は存在しない.なぜなら,人間の評価パラメータは無限にあり,一人一人に上位互換が存在すると証明することがそもそも難しいからだ.つまり,人間は多様性の象徴,ユニークの象徴なのである.
ただ社会に出ると,年齢や資格,見た目など,有限個のパラメータでのみ評価される.そっちの方が楽だからだ.何個かの評価項目のみを見比べればいいので,この場合人間にも上位互換は存在することになる.
人間は他の生物の多様性を守るよりも,人間の中の多様性を守らなければならないのかもしれない.
まあ,私は自分の上位互換が目の前に現れるとは到底思ってないんで,危機感とか全然ないんですよね.