懺悔
漠然とした申し訳なさで脳がとけきった気がした。
おきあがれない体にのしかかる重力に殺意を覚えてその気持ちがリフレインであることに気がついたときにはもう、それはそれは大きくつまらないものでした。
思えば、死んでしまいたい気持ちと、その先に待っている新しい絶望のどちらを選ぶべきかわからないまま。
つまんない葛藤の中でどっちにしろ何も変わらないことに気がつくと、もう一段、もうひとつの絶望がまっていることを思い知らされる。
はじめっから逃げ場なんてなかったんです。
たまにある小さなきらきらをできるだけ必死にひきのばしてプリザード。
うっすいラメの快楽を求めて求めて。
ぼく、なにかあげられたかな。なにか、あげたっけ。いっぱいもらったのにさ、もうわかんなくなっちゃた。
うう、ごめん。ごめんね。この私ににであっちゃったこと、ゆるして。
あっちゃったの、ごめん。もう、わかんない。でもあいたいってたまにいってくれるから、ちょっと希望を持ってみるなどして。
さみしいののまんなかに。ぴったり。
きもいよね、きもい、きもいぼくを好きにならないでくれ。
みためとか、だめだし。もうわかんない。着せ替え人形になりたい。
それから名前も。すきに呼んでよ。いちばんかわいいの、かんがえて。
君の名前で僕を呼んで、
うそうそ。またきもいや。ごめん。
あとどのくらい?でっどおああらいぶ、でさあ。
もう苗字とかも、いらないからさあ。
わすれてないでほしい。それとも、しらないふり?
ずるいよ。うまくいえないけど。ぼくも。えへ、ぶきようだったなあ。
なんか、ないてる。かなしくなっちゃった。
うん、やっぱむりだや。まっくらになっちゃえよ。おしまいとおなじいろの空気をふりかけて。
ばいばいしないから。またこんど、またずっと。