夢を夢見てみる
夢の可能性っていうのを最近ずっと考えている。
夢で愛したもの、夢で嫌ったもの、壊してしまったもの、失ったもの、死んでしまったもの。夢の中ではどこまでが自分の感情の事実なのかわかんなくなる。
夢で死んでみたい。死んだらどんな感じか、気になってしょうがない。どのくらいかというと、今を生きることよりも関心があるくらいだ。
夢があることが自分のことなのか世界なのかわからない。
今の状態を起きている、とするとしても、夢も何とも変わらないので一緒だと思いまぁす、って言っても誰もわかってくれない。わかろうとしてくれない。
目を開いてわかったふりをし続ける世界は誰も僕の言いたいことわかってない。それがすっごく気持ち悪い。うざい、わかったふりして話しかけないでほしい。過去の自分しか知らないくせに。今の僕を知る人なんて誰もいないのにさあ、なんでそんなことが言えるの?僕を理解したいなら、不動の根底を探究しろ。そうでもしないならいますぐナンセンスな他己紹介をやめてくれ。
目を閉じたまま見られる世界は全部僕のものだから、全部僕がわかって欲しいことわかっててくれる。僕だって全部を根本から本質的にわかる。そんな世界がいいか、そうだろうか。狭い価値観の箱の中でボールを投げるとより多くの時間壁に触れることになる。ボールにはその影響が色濃く残る。しかし価値観を広げるとボールはいろいろな色に触れるがだいたい茶色とグレーの間みたいな色が完成する。そのどんよりした色が世界の正しいこととされ、良いものとされる。
どんなにいい色を集めても最後は混ぜたら暗くなる。全部一緒に見える。
それが嫌だ。
僕の選んだ色を知らないくせにさ、わかったようなふりしてさぁ、私があなたの理解者ですとかいうけどさあ、この僕の色の深みをわかって欲しいのに、全部聞いてくれないでしょ?だってどうでもいいもんね。ごめんね。わかりにくくて。
だからって僕が勝手にあなたの世界にいることは許さない。僕だけの僕だから。一生一緒にいるんだよ。魂とビジュアルの結婚、契約、雇用、うーん、語彙。ともかく僕は誰にもあげない誰にも見せないことにしました。
今決めた。うん。
だけどやっぱりなんか言わないと風船が破裂しちゃうからここでだけ教えてあげる。だってあなたは知らない人でしょ?知らないあなただけなら僕を教えても程よく興味ないだろうし、ふーん、って。
だからみんながそんな関係の夢を見るんだ。夢の中なら全部が叶う。経験からなる物理エンジンみたいな。楽しいなあ、楽しいね。ほら君もそうでしょ?
ね、ありがとうございます。こんなの、読んでくださって。お時間大丈夫ですか?人生無駄になさらないで、夢の中で遊ぶといいんじゃないですか。
では、おやすみなさい。
朝でも寝たら夜だから。ほら、寝てもいいじゃん。おやすみ。
いい夢を。