
人生の迷路1
夢や目標がなかった私には就活や仕事を続けることに対してプラスの感情はなかった。
例えるならまるで出口の見えない迷路に延々と彷徨い続けているような感覚
.
ここからは山笑(やまえみ)と出会う前の私の歩みを振り返ろうと思う。
私が山笑と出会う前に仕事に対して抱いていた思いを挙げてみよう
大変、疲れる、帰りたい、お金の為、生きる為に働く、ただ意味もなくなんとなく世の中の人が皆そうしているからそうじゃなきゃいけないと思って働く
ずっと働くことが当たり前なのだからとにかく人はなんでもいいから働かないといけないのだと思って生きてきた
.
専門学校2年生になると先生や家族からは、就活をしなさいとまるでそれが当たり前のことかのように話をされるようになっていった
デザインを学びたい!と専門学校に自ら進んで行ったにも関わらず、私は思うようにデザインの技術やセンスも伸ばす事もできず…
また、当時の私には夢もなかった。
こうしてただ親に言われるがままなんとか慣れない面接をくぐり抜け就活を続けた末、正社員としてアパレル系の販売職に就職を決めた。
恥ずかしい事に私は高校生の頃からバイトを4時間以上した経験がなかった。
専門学生時代も通学距離が長くて学校が休みの日にまでアルバイトをする元気がないなど理由をつけて4時間程度たまにコンビニでレジをしていたくらいしか働いた経験がろくになかった。
こうしてあまり社会で働いた経験も少ないまま私は人生ではじめて8時間勤務を続ける社会人の生活に直面したのだ。
実家からギリギリ通える距離だった為通勤しながら仕事をスタートさせたはいいが、往復2時間かけて通勤をして毎日対して好きでもない仕事の為に時間をかけてまで働く事に意味を感じる事はできなかった。
思い返せばそこで出会った人達にもネガティブな文句ばかりを言っていたのも思い出す。
そこで働くことが夢だったわけでもなく、やりながら働きがいを見つけられるわけでもなかった私は疲れ果て結局その仕事をただ辞めたい。もう休みたい。という気持ちになってしまい。次の職を決める前に無計画なままで退職してしまった。