Snow Manと書いてエモと読む
おっとびっくり、なんてIQの低いタイトルなのだろうか。私は昔から感情の昂りが一定のラインを超えると、言葉が出てこないばかりか咽び泣くことしか出来ないヲタクだ。そして、こんななんとも頭の悪そうなタイトルにしてしまうほど、最近の私はSnow Manにヤラれてしまっている。
KATーTUNから赤西が抜けてから、ジャニヲタはもう卒業したと言っても過言ではない程度に、付かず離れずの距離でジャニーズを見守ってきた私だが、ここ近年(?)のジャニーズWESTのデビューあたりから、徐々に徐々にまた生活がジャニーズに侵食されてきていた。そこから、JrのYouTubeチャンネルしかり、滝沢副社長しかり、ジャニーズのこれまでの概念がことごとく覆されていったと同時に、私の生活もこれまでとは様子が違い、バランスがおかしいくなってきている。どうも私はまたジャニヲタを始めてしまったようだ。まったくなんという事だ。寝不足なのに日々がなんとも輝かしい。最高だ。
どうしてまたこんなに時間が経っているのにジャニヲタに戻ってきてしまったのか。それは、近年のJrのデビューまでの道のりの険しさに直結する気がする。なんと言ってもこの私、夢に向かってひたすらに頑張る人間が超絶大好きなのだ。
本人たちもファンも、もう無理なのかもと思ったことは何度もあったSnow Manが、やっと、ふっかなんか15年かかってやっとのことでデビューを掴み取った。この一文だけで一生泣けてしまう。だって私は、君たちの初登場のMyojoも少年倶楽部も全部リアルタイムで知っている。そこから今までの間に、たくさんの先輩も同期も後輩も、デビューしていったのを知っている。色んなことがあって、夢半ばで事務所を辞めていった仲間も知っている。折れてしまいそうな時には、一緒に乗り越えてきた仲間と、時にはライバルと、支え合い切磋琢磨し戦いながら、必死に手繰り寄せた糸の先のものを、やっとその手に掴んだ。あの日々は無駄ではなかった。始まりから今まで、彼らがどんな想いでいたか、まるで一緒に歩いてきたかのように、手に取るようにわかる。
あぁもうダメだ泣きそうだ。というよりは泣いている。また勝手にわかった気になって勝手に泣いている。得意分野とはいえ感慨深すぎて私生活に支障をきたしている。Jr歴の長い子には総じてゲロ甘ババアである自覚があるので、特に担当でもないけれど、もしもふっかよりJrの長い丈のデビューが決まった暁には、きっと私は墓を買ってしまうだろう。ただでさえSnow Manで死にかけたというのに、この波が引ききらぬままデビューされてしまっては、嬉し涙で水分は枯れ果て生きていられる自信が無い。ジャニーズ事務所のJr期からデビューには、そんな、壮大な大河ドラマを見ているような、人の大きな成長記録と、日々の葛藤と栄光が詰まっている。
与えられた苦難とその日々が長いほど、人は報われて欲しいと強く思うものだと思う。一概に長く所属しているだけでは掴めないデビューだからこそ、そこに向かって努力し続ける彼らを、私たちは美しいと思うのではないか。
少し脱線したが、今の私はまるでSnow Manを産み育てた実母のような、そんな気持ちなのだ。ひたすら金を払うのみの実母なんてあってたまるかと思うが、独身子なしアラサーを経産婦にさせるSnow Man、実に罪深い。どうしてくれるんだ。寿司か?寿司が食いたいか?いや目黒ウェルカム企画の天ぷらか?とにかくうまい飯を奢らせてくれ。金だけ出したい。私はその場に居なくていいから、どうか望むままにうまいものを食ってくれ。2億までなら出す所存。ババア、今ここに消費者金融処女を捧げる(?)
冗談はさておき、ここでSnow Manのデビューを語る上で、ここに書き起こしておきたいことがある。Snow Manに多少興味のある方には想像がついたかと思うが、デビュー前のメンバー増員とそれによる動向と同時デビューについてだ。
簡潔に結論から言えば、私は2つともおおかた賛成だ。これはあくまで私の持論であること、そして私の得意分野、独断と偏見と贔屓目で語らせてもらうので、誰とどう意見が違っても知ったことではないし、私が目黒担なこととは関係がない。気に食わずとも各自自衛してくれ。文字が読めなきゃ散ってくれ(過激)。
この話については、Jrの中でのグループの再編成は今に始まったことではなく、掛け持ちや合体や飛び級加入なんて昔からあったことだ。昔からそういう事務所なのだ。そこにいる彼らを好きになってしまったのだから仕方がないとしか言いようがない。彼らがジャニーズ事務所に入らなければ今のメンバーでもなければ、むしろ影も形もないだろうし、誰の目にも止まっていないままの一般人だったかもしれない。私は、苦しい時期もあれど、ジャニーズ事務所の持つ力の恩恵にしっかりとあやかっていながら、やり方に文句を言うようなファンではありたくない。ファンはあくまでファンであり、0から1を生み出すことは出来ない。我々は事務所から供給されたものしか与えられないのである。例えばもしも、望んだものと違う結果で供給されてしまったとしたら、それは、私の願うものには需要があるんだと、事務所にとっても有益であると、認識させるに至らなかった、自分たちの力不足の他ない。私は担当が上のやり方を飲んで、実践したのならば応援してあげたい。社会は自分のわがままばかり通せるほど甘くない。言ってしまえば彼らも組織の一員であり、例えば本心ではやりたくないようなこともやらなくてはいけない時もあるだろう。もしも担当がその先にある光を掴むために、今苦汁を飲む決断をしたのであれば、担当の決意にこちらも腹を括り、後押ししてあげたいと思う。
こんなことを言っているが、私は担当や推しと一線を引いていたいタイプのヲタクなので、2次元3次元問わず、自分の恋人として妄想するような、いわゆるリアコや夢女子のような推し方では無いし、神のように崇め奉るタイプでもない。そのタイプの方々を否定するつもりはもちろんないし、私の持論でしかないと何度でも言っておきたいのだが、私はあくまで自分は一介のファンであるという事がぬぐえないので、対自分の妄想ができない。例えば担当や推しの彼らとサシになった時に、私には彼らを彼らの思う"世界一幸せ"にしてあげられる自信が全くない。でも彼らには彼らの思う"世界一幸せ"であってほしい。3次元で言えば、彼ら芸能人を個人的にプライベートで幸せにするのは、彼らの愛した人であって欲しい。彼らの幸せが私の幸せだと盛大な勘違いをしているので、彼らには彼らの思う"世界一幸せ"に対して貪欲にわがままでいて欲しい。ストレートに言えば、結婚したり、子供が産まれたりしたとしても、よし来た御祝儀養育費は任せろ!!!!金なら積んでやる!!!と息巻くタイプのヲタクなのである。全く厄介だ。
おっといけない、また脱線しかけたわ。
増員の話に戻るが、大きくくくればラウールはかつての手越や橋本であり、康二はかつての内錦戸や永瀬平野である。こと、めめに至っては宇宙Six加入の段階でだいぶ飛び級加入だったと思う。3人がSnow Manに加入と聞かされた時のことを思い出すと、確かに全く違和感がないと言えば嘘になる。が、実はしっかり計算されているようにも思う。単に我々が見なれていないだけで、フレッシュJrとして入ってきた新人ショタっ子Jrちゃん達が成長してグループに入ってデビューしていくまでの間で、全く入れ替えがないことの方が珍しい。私はもはや事務所担なDDなので、かつてのJ.J.Expressの安定感のないメンバー編成しかり、Ya-Ya-yahの空中分解、Kis-My-Ft.とABC.Jr.がKis-My-Ft2になった時は、1グループに担当が2人いるという珍事も起きた。実際に近くで言えばA.B.C-Zはぐんと年下のはっしーを入れてデビューしている。必要だったのだ。計算の上の加入だ。入る方も受け入れる方も、入れる計画を立てた方も、それを乗り越えるポテンシャルを持っていると踏んでの決断だったのだろう。
6人時代のSnow Manは長く活動しているだけあって、同時期の他のJrのグループと比べても抜群の安定感があった。その能力の高さから、色んな先輩のバックについたり公演に出演していたので、ジャニヲタ内での知名度もあった。この言い方では、そのままデビューの何がいけなかったんだ?と思うかもしれないが、裏を返せば、ぬるま湯だったのかもしれない。少しトゲのある言い方にはなったが、当時のSnow Manは、長い歴で培った高い技術を提供できるが故に使い勝手が良く、あらゆる意味で丁度よすぎたのだ。かつて私が嵐を追っていた時代のMADのように。前述の通り、これはSnow Manに限ったことではなく、長いこと同じ形で活動してきたグループにありがちな事なのだが、着いた火を長く持続させることは出来ても、外部の目に触れる大きな物理的要因がないと、大きく燃え上がるような炎はあげられない。嵐が花男で伸びたのと同じように、キスマイが美男ですねで認知されたのと同じように、Snow Manにとっての1つ目の物理的要因は増員だった。それだけだ。
新メンバー加入というのは、単純に物理的な増員により世間の話題にもなり、強みだったアクロバットとダンスの幅も迫力も増し見栄えがする。今までSnow Manにいなかったタイプのキャラクターが増えることにより新規ファン獲得のチャンスにもなる。人数が多くなることで埋もれてしまう人も出てくるのではないかと頭をよぎった事もあったが、それはSnow Manにとって失礼な話だった。元来努力家なグループなのだ。そんなわけが無いどころか、3人を迎え入れることで相乗効果をもたらすと確信できるポテンシャルを持っているのがSnow Manだ。そしてそれだけではなく、彼らは期待を裏切らず、プロフェッショナルとして想像以上で返してくれる立派なヤツらなのだ。そうやって長い間ひたむきに積み重ねた実績があるからこそ、あとから加入した3人も、あらゆる差を埋めようと腐ることなく努力をし、同じ方向を向いて肩を並べて歩けるようになった。6人で積み重ねた土台に3人が捨て身で飛び込んでくれた。双方の全力が、結果的にSnow Manの前に立ちはだかった大きな大きな壁を壊し、デビューに繋がった。6人でも9人でも、ひたむきに目の前のことを大事にしながら光に向かって走る、私の大好きなSnow Manであることは変わらないのだ。
15歳の美人足長ハーフダンサーと関西Jrのアイコンな人たらしと容姿端麗美声モデルを加えることによって、新たな化学変化を起こさせようと画策した事務所と、夢を諦めずに努力し続け、その画策に乗ってくれた6人のメンバー、そして形が出来上がっていたグループに入っていこうと腹を括ってグングン成長してくれた3人に、「俺たちはSnow Manを全力で押し上げ光らせていく。飼い殺す気も飼い殺される気も毛頭無い。」という、何よりも強い決意表明のようなものを感じた。
もちろん前述のようにそれが上手く噛み合うまでには、それなりに時間ががかかる。歳も芸歴も環境も全く違う3人は、Snow Manの中に突然入り、どんなに苦労をしただろうか。先輩ばかりのグループで、後輩の自分が足を引っ張る訳にはいかないし、今までとは勝手の違う慣れない仕事はあるし、歌もフリも覚えることは沢山あるのに別の仕事や年齢制限もあり、ずっと一緒にレッスンできる訳でも無い。一部の6人時代のファンからも心無い言葉を投げられ、どれだけ苦しい思いをしただろうか。そしてそれは6人も同じだろう。特に一部ファンの言動に関しては、元々自分たちを応援してくれていたファンだったはずの人たちが、自分たちの決断に納得できず、仲間を攻撃するアンチになった姿なんて見たくなかっただろう。新加入の3人は、9人になりたての頃、色々な場面で、もはや少々しつこいほどに「Snow Manに入れてよかった」「足を引っ張らないように」と言っていた。素直に言葉通り受け取ることも出来なくはない文章なのだが、私には、彼らが口にする度に彼ら自身に言い聞かせているかのように感じた。そして同じように6人も、「もう仲間だから」「Snow Manは9人なんだよ」と繰り返す。こんなに自分たちとファンのために頑張ってくれた9人に、こんなことを言わせてしまった私は情けない。少しでも、自分達の下した決断が間違っていたかもしれないと思わせるような状況になっていたことを、いちファンとして申し訳なく思う。
推しだ担当だファンだとうるさく言うが、では果たしてそれまで興味のなかった人間から何がどうしてファンになるのか、アイドルを好きになる理由と要素を考えてみた。
一途に努力し続けるひたむきさ
健気である姿の尊さ
手に入るか分からない夢へ向かう儚さ
逆境や苦難に奥歯をかみ締め立ち向かう姿
悔しい思いをしたからこそ報われて欲しい
応援したくなる気持ち
その辺にあるのではなないかと思う。Jr担や地下ドルや研修生推しの一定数は、手が届きそうな位がいい、まだファンが少ないうちは推しに自分が認知されやすいから、まだ認知されていない人を推したい、自分が推さなければヤバいという使命感が欲しいなどなどの理由の人もいるが、色んな感情はあれど、どこかに絶対に庇護欲や尊敬、報われて欲しい気持ちが絡んでくる。そしてそこに関しては、とくにSnow Manと向井康二という男の相乗効果について語らせて頂きたい。
エイトやWESTにはじまり、東京で活躍するようになった先輩も後輩も、なんなら家族も、デビューしたり事務所を辞めたりして、関ジュからごっそり抜けて、焼け野原と言われた関ジュを立て直すも、発表されたなにわ男子には自分がいない。今なら、なにわに康二を入れずに、Snow Manに入れたのは正解だと思うと言えるが、スノ新メンバー加入の発表をされる前の関ジュの不穏さたるや、正直るたこじを辞めさせたいのかと思った。ごめんな運営。
関西で言うとVeteranやOSSaNあたりが特にそうだが、どんなにJr歴が長くても、バラエティで回せる能力をもっていても、グループに入れても、デビュー出来ない人達はとても多い。前述の通り、悲しいかなジャニーズ事務所に入ってから長くなると、着いた火を燃やし続ける才能は伸びても、着火剤としての要素が弱くなっていきがちなのだ。そこにまだフレッシュ感の残る子を入れたり、別で活躍していた子を持ってくるのは、マネジメントとしてよくできていると思う。良くも悪くも火を起こせる。見慣れたメンバーでいることは安心感に繋がるが、次には繋がりにくい。そこに不確定要素をぶち込むことで、化学反応を起こし、燃え上がらせる。ジャニーズ事務所のお家芸でもあるグループ分解やシャッフルは、なにも絶望しかない上層部の悪癖なわけでは無いのだ。
悔しい思いをしてきた人達と、今しがたまた悔しい思いを重ねた人、そして話題になった時に今まで目に入らなかった人達の目に止まり、かつそれを逃がさず仕留める身体能力とビジュアルの良さ、世界を見据えた多国籍感、恵まれたスタイル、新しい風によりパワーの増したバラエティ力。まさに時は充ちた。溜め込んだ悔しさと、培った能力、伸ばした才能、輝きを増した個性。今こそ!!!解き放つ時!!俺のターン!!!ドローーー!!!!!
急に佐久間大介に意識を乗っ取られた。正直すまない。
それから同時デビューに関しては正直、前を振り返ると、キンプリはドラマがあったからデビューもある程度いったが、その前の2組はデビューこそしたがそんなに華々しい結果を残せた訳ではなかった。元々人気のコンテンツなどと絡ませて話題にすればある程度認知が着くことはわかったが、残念ながら2組の結果を見てもそうだし、ここ近年のCD離れやネット至上主義の時代に、華々しいデビュー=CD売上からどうも抜け出し切れないジャニーズ事務所は、ファンの競争意識の煽り目的と、対のグループに事務所として優劣をつけない方法、そして”新”をつけることによる市場の開拓のため同時デビューに乗り出した。
正直上手いこと乗せられたなあと思う。(単純)だが久々にデビュー曲はミリオンを超えたし、なんなら単独ミリオンも夢じゃない位置にいる。結果的に事務所も本人もファンもある程度納得する結果が出ている。
こうなるともう、納得する方針でなくてもそれを最善にする方法はあるし、彼らを応援する上で押し上げて成功まで導けるかどうかは、全力で成功と呼べるところまで”やるかやらないか”でしかないのかもしれない。
いや長くない?????????
本当にちょっと思ったより3倍程長くなってしまったので、この辺で一旦切ります()
次のネタが決まってるのに、思いが溢れすぎてまとまらず結果編集に2ヶ月程かかってしまうこれこそ、悪癖である。人や事務所にとやかく言えるヤツでは無い()私よ、まとまりの無い文章は自担へのファンレターだけにして欲しい(それもやめろ)