距離感の把握

写真を撮りはじめた頃からなにが変わったのかと、A4の写真帳やネガをめくってみる。ネガはベタをとるのがどうも面倒なもので、スキャンしてエクセル管理しているので手間を考えても結構便利である。

デジタルにせよ銀塩かかわらず保存に困るという事は今のところ共通課題のようだ。最近HDDからヴィーヴィーと異音が聞こえるが現時点6台ほど繋いでいるので、まずはどのHDDと耳を澄まさなければならない。

写真にはテーマがつきものだが、写真ありきなのかテーマありきの写真かはわからない。街の人が主題の撮り方、それつまりアップめに切り取られたスナップのようなものから、それとは逆に街の人とは街の一構成物にすぎないという傍観者的な切り方。そういう距離感の問題はその街に入り込んでどうどうその住民になりすまして覗くのか、それともあくまで異邦人として撮るのか、そういうスタンスの違いなのだろう。

でもやはりネガを見直していると自分でも、年が経つにつれて距離感が変化している事に気づく。だんだんと傍観者的な視線になっているみたいだ。他人にもそういわれる事が有るのでそうなのだろう。なんでかしらないけどあまり間近のスナップとかには興味なくなってきたのだ。

本当に撮りたいものがみえてきたというのかわからないけど、この距離感の把握こそ重要だとネガをみていろいろ感がえているわけだ

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