MS365で届いているはずのメールを探した話
ある重要なメールが届いていない、という話があったのでExchangeにてメッセージの追跡から調べてみた。
MSのDocsは以下
Exchange 管理センターを開く
以下を開く
探してみる
「メールフロー」-「メッセージ追跡」-「追跡を開始」と開く
探す条件を設定する
なんと90日まで遡れる、ということでやろうとしたら、10日間以上はCSVファイルになるとのこと。
まずは7日でやってみる。
デフォルトの要約レポートで出力すると以下のようになった。
送信者、受信者を指定しなかったので全てのメール出力された。
一つだけ中身を見ると、どこから、いつ届いて、いつユーザに送信したのか、というのがわかる「メッセージイベント」、「詳細情報」が記載されている。スパムとして判定されていれば、「メッセージイベント」に記載される
詳細な検索オプション
細かいオプションの内容を見ていく。
配信状態は以下
・配信済み
メールが正常に届いたものに限定
・展開済み
配布リストが受信したものに限定。実際にはそこから個別のアカウント
に「配信」される
・失敗
試行して失敗、フィルタに防がれた(例:マルウェア認定)ものに限定
方向
送信か受信か
レポートの種類
※要約レポートでない場合は「送信者」「受信者」「メッセージID」のいずれかを指定する必要がある。
・要約レポート
10日以内のレポートにのみ使われるブラウザで閲覧が可能
画面は前記の通り
・増補要約レポート
10日以上のレポートにも対応。CSVで出力される。
ざっくりcsv化されるまで30分ぐらいはかかると思った方がいい。
項目としては以下
origin_timestamp:受信日時UTCタイムゾーンであることに注意
sender_address:送信メールアドレス
Recipient_status:受信メールアドレス、受信状態
message_subject:メール件名
total_bytes:メールサイズ
message_id:メッセージID 検索時に使うが、実際使うのか?
network_message_id:内部向けのID
original_client_ip:送信クライアントのIPアドレス
directionality:送信受信の方向性
connector_id:サーバ名など。
delivery_priority:メッセージ高などの設定状況
・包括的レポート
増補要約レポートとの違いは、10日以上のレポートで対応。
中を見た結果、1つのメールに対して送受信の段階などに分けてログが
できていると思われる。web画面の「メッセージレポート」の内容に対
応している。
増補要約レポートで調査対象を特定して、web画面側で詳細を見ればよいかなと考える。
結果みつかったのか
指定の日時前後二日含めたけど、今回は見つからなかった。そもそも送ってないのでは?改めて確認したもらうことにした。