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社会人専門学生になったら、想像してなかった発見があった話
※2024年2月にスタメンさんとの合同LTイベント「初心者歓迎🔰デザイナーLTまつり」にて発表した内容です(イベント詳細については、デザインUメンバーのいおりんのnoteとかやちゃんnoteもチェックしてみてください💌)
※この記事の内容は、専門学校で学んだことを私なりにまとめたものです。
自己紹介
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みなさまはじめまして。SHE株式会社 デザインユニット コミュニケーションデザイングループの根路銘千晴(ねろめちはる)と申します。社内では「ねろめちゃん」と呼ばれています。
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SHEは「一人一人が自分にしかない価値を発揮し、熱狂して生きる世の中を創る」というVisionのもと、働く女性のためのキャリア支援プラットフォームSHElikesを運営しています。
LTの概要
このLTで得られること
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街の中に溢れる広告やデザインをみて「一体どうやったらこんな発想ができるんだろう?」「美大通ったらこんな作品作れるようになるんかな・・・?」と、これまで、ちょっと諦めにも似た憧れで止まっていた思考が「これって私でもできる・・・?」と思えるまでになりました。その理由はデザイン史を学ぶことであることに気づいたからです。それは・・・
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デザイン史を学ぶことで、必ずしも全てのデザインが0→1で生み出された訳ではなく、そこには元となる何らかの種があったことに気付かされたからです。今回は私がデザイン史を学ぶことで起きた変化についてお話をしつつ、皆さんにもぜひ簡単にデザイン史に触れていただきたいと思います。
デザイン史との出会い
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実は2023年4月から、プロダクト領域のデザインについて学ぶべく
桑沢デザイン研究所に入学しました。
作ったものたち
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火曜は座学、金曜は実技といった形で週2日通っていました。
当初は圧倒的に実技が楽しみで、座学は正直そこまで楽しみではなかった・・・(むしろ寝てしまうのではと思った)が、意外とこれが楽しくて記憶に残ったというものがありました、それが・・・
デザイン史の授業があった
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「デザイン史」でした。
産業革命が〜とか、小難しいワードがたくさん出てくるので、学生時代に聞いていたら多分白目剥いて寝てました。デザイン史の中でも特に何が面白かったかというと
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「デザインは繰り返す」という発見があったことでした。
今日はせっかくなので、私がなぜデザイン史が面白いと思ったのか?を説明しながら、ちょっとだけデザイン史に触れてみたいと思います。
繰り返されるデザイン
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①ロシア アヴァンギャルド
デザインを歴史的に紐解くと、政治・戦争などをきっかけにプロパガンダとして誕生しているものも多くありますが、このロシアアヴァンギャルドもその一つでした。
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それが現代の作品になると・・・
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「行くぜ、東北」2011の取り組みとして出たこのデザイン。まさにダイナミックなタイポグラフと特徴的な色使いが、上記のデザインになんとなく似ていると思いませんか・・・?
②メンフィス
幾何学的な図形とライン、ビビットな配色が特徴的なメンフィスのスタイル、これも結構どこかでみたことがあるような・・・?
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https://www.beautiful.ai/blog/the-figma-rebrand
普段業務で使用しているFigmaはまさにメンフィスのデザインスタイルがモチーフになっているような気がします。(個人的イメージ)
③横尾忠則
そして最後が、なんと日本人の横尾忠則さん。当時の手法としては新しかった「コラージュ」に「シンメトリーな構図」が特徴的なデザインですが、これもどこかでみたことがあるような・・・
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私も大好きな某番組のメインビジュアル!!!横尾さんのデザインが踏襲されている!!!(大興奮)
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そんな発見があったことで、ただ闇雲に「あの人のデザインすごいな〜」「憧れるな〜」「どいういう思考回路してんのかな〜?」で終わるのではなく「お、あの作品をオマージュしてるんだな」と分析できるようになりました。そしてそれらを紐解くことはだんだんと自信にも繋がっていきました。
私のBefore After
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社会人になってデザインを学んだ私にとっては、全てが目から鱗で闇雲な”憧れ”の固定概念をなくすことができたのは大きかったです。
また、仕事以外の場所で学ぶことで「思考の柔軟性」が上がった気がしました。業務に取り組むマインドにも変化もあり、これらの経験が自己肯定感アップにも繋がりました。
さいごに
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皆さんもぜひ、ご自身がワクワクすることについて、どんなことでも良いので、学んだり・調べたりすること、日常の一コマに取り入れてみてほしいと思います。きっと新たな発見があるはず!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
SHEデザインユニットでは「SHEデザインよもやま」というPodcastを配信しています。仕事の現場でのやりとりや感じていることなどをそのままお伝えしていくので、私たちの普段の会話を盗み聞きしているような感覚で聞いてくれたら嬉しいです。面白いと思ってくださった方はぜひフォローもお願いします!
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