黙想会に参加してきました!
先日、ご縁があって
ある仏教系の学校で行われている
「黙想会」に参加してきました。
保護者以外の一般人も
参加させていただけるので、
とてもありがたいです。
(ご近所には常連さんも
たくさんいらっしゃるようです)
バスに乗って、電車に乗って、
炎天下、汗だくになりながら
最寄駅からしばらく歩くと・・・
急に涼しい風が吹き抜け、
前方がひらけ、校舎が見えました。
(この風を「仏の風」と命名 笑)
校門をくぐると、
元気な生徒さん達の声が
聞こえてきましたよ。
ちょうど体育の授業で
女子がテニスをやっていて、
とっても楽しそう。
息子は男子校なので、
学校に女の子がいる風景が
なんとも新鮮で、
可愛らしくて・・・
あ~、若さが眩しい羨ましいっ!
もう一度、女子高生に戻りたい!
そんな煩悩にまみれながら
校舎内へ。
初心者には
事前に説明があるとのことで、
事務室脇の応接室で
他の初心者の方々と一緒に
待機していました。
暫くすると、
お坊さんがやってきました。
おおっ!
学校にお坊さんがいる~!!
ちょっとビックリ、
不思議な気分(笑)
でもまあ、息子の学校には
ときどき神父さんがいらっしゃるので
それと同じ様な感じだよねぇ・・・
などとあれこれ考え、雑念だらけ。
穏やかで、優しそうな
その僧侶は、保護者と思われる
方々と談笑されていました。
私はその様子を見ながら、
なるほど、僧侶でもあり、
先生でもあるのかな?と
勝手に理解しました。
学校にあんなに優しそうで、
ありがたい感じの先生がいたら、
なんでも相談しちゃいたいなぁ。
生徒さんが羨ましい(笑)
やがて時間になり、
黙想会が行われる会場へ
案内されました。
学校での黙想会とのことなので
私はてっきり、体育館の様な所で
比較的カジュアルに行われる
ものだとばかり考えていました。
しかし、案内された部屋は
立派な黙想室で修行の場!
こ、これは?!
ちょっと怯みながらも
先ほどの僧侶の先生に促されて室内へ
中は凛とした空気が漂い
自然と背筋が伸びます。
外からは生徒の声や物音が
聞こえてはくるのですが、
不思議と静寂を感じるのです。
これは息子の学校にある
聖堂に入ったときも同じです。
人が祈りを捧げる場所は
宗教・宗派は違えど、
どこも同じような
静かで厳かな空気を感じて
私は気持ちが落ち着きます。
黙想室の説明や、
室内での作法、
黙想時の作法などを
細かく教えていただき、
説明が終わる頃には
常連さん達がやってきました。
皆さんがそろったところで
それぞれの黙想場所で、
壁に向かって座ります。
座禅の姿勢が整ったら、
まず、目の前の壁の下方に
目を落とし、目は瞑らずに
1メートルほど先を
見つめるような感じで
黙想が始まります。
途中、集中できない時など、
希望者は合掌して待ち、
「警策」で肩を打ってもらいます。
とても静かで
凛と張り詰めた空気の中、
黙想は続きます。
私は前日の寝不足が祟り、
不覚にも?睡魔に襲われ、
これではイカン!と合掌して、
「警策」をいただくことに。
打たれた際には
大きな音がしますが、
さほど痛くはありません。
打たれた後はシャキッとして、
再び集中できるようになります。
黙想は15分から20分ほどで終了し、
その後は僧侶の先生と一緒に
皆で経本を見ながら
般若心経などを唱えます。
お経が終わると、
参加者は壁に向かったまま、
説法を聴きます。
その時のお話は
「目の前の出来事に
囚われ過ぎてはいけない」
と言った内容のお話でした。
ちょうどその時の私は
いろいろ思い当たる節があり、
説法が心に沁みました。
1時間ほどで黙想会は終了し、
とても清々しい気持ちで
学校を後にしました。
昨年、特に後半からは
様々な問題が次から次へと発生して、
目の前のタスクを熟すことで
精いっぱいになっていました。
短い時間でしたが、
日常を離れ、神聖な場所で
心を無にすることは
貴重な癒しの時間でした。
気持ちも新たに、また頑張れそうです。
黙想は毎日5分でも良いので
続けることが大切なようです。
なかなか難しいですけどね(笑)
また機会があれば、
参加させていただきたいと
思っています。