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空腹で泣く29歳
最近、空腹で泣きました。
今年で29歳になりました、どうも。
職場から家までドアtoドアで1時間半かかるんですよ。定時にあがっても、家に着くのは19時半です。
「それくらい大したことないだろ」という声が聞こえてきそうです。でも、わたしには大したことあるんです!
どれくらいの人が共感してくれるかわからないんですが、わたしはお腹がすきすぎると手足に力が入らなくなります。放っておくと吐き気とめまいが出てきて、視界が暗くなることもしばしばあります。
これは小学校のころからで、給食前の4時間目は決まってえんぴつを持つ手に力が入らず、ノートの文字がよれよれでした。
この状態を「お腹すいたー!」としか表現できなかったので、みんなこんなもんだと思っていました。
異常に気づいたのは大学のときです。
大学ではほとんどの授業中の飲食がOKだったので、常に間食をしていました。
友人たちの「よく食べるね〜」に対して「お腹がすくと体調悪くなるのが嫌なんだよね〜」と先程の症状を説明しました。
すると「なにそれ!?」「そんなんなんないよ!」とツッコミの嵐。そこではじめてみんな同じではないということに気づきました。
そして先月、空腹で泣きました。
その日はスーパーで買ってあるおやつを持ってくるのを忘れてしまいました。金欠状態のわたしはコンビニでおやつを買うことをケチり、なにも食べずに過ごしました。
そして帰りの電車の中で、徐々につり革を掴む手に力が入らなくなってきました。
なんとか最寄り駅まで耐えようと必死で力をふりしぼりました。
やっと最寄り駅に着いたときには、吐き気とめまいもはじまっていました。いつもよりずっと遅い足取りで家に着くと、煮物のいい香りがします。
思わず涙があふれ出ました。
大粒の涙を流しながら料理を食べている姿に、母は驚きながら「どうしたの!?」といいました。
事情を説明すると母には大笑いされ、父には「そんなんになる前にどっかで食ってこい!」と注意されました。
なにを言っているのかわからないかもしれませんが、わたしが最近泣いたはなしです。
1か月書くチャレンジ
Day9「最近泣いたこと」