Champions League⚽️ 第2戦 vsレバークーゼン
快勝
3-0
得点者 イグアイン、ベルナルデスキ、ロナウド
★スタメン 4-3-3
シュチェスニー 60点
サンドロ 60点
デリフト 65点
ボヌッチ 65点
クアドラード 70点
ピャニッチ 70点
マトゥイディ 60点
ケディラ 60点
ベルナルデスキ 55点
ロナウド 50点
イグアイン 75点 🌟
★交代
ベンタンクール 60点
ラムジー 60点
ディバラ 65点
★ベンチ
ルガーニ、ラビオ、デミラル、ピンソーリオ、ブッフォン
★総評
今シーズンでもっとも安心して見ていられた試合運びだった。3ゴールとクリーンシート。結果も内容も申し分ない。
公式戦2戦連続のクリーンシートは、ボヌッチとデリフトの連携が早くも構築されつつあり、ピャニッチも含め、ビルドアップの質が大きく向上していることが関係している。
それぞれが好調を維持し、いい競争がクラブ内で生まれつつある状況を感じている。
ホームの初戦でしっかり勝ち点3を獲得できたことは重要だ。続くロコモティフ・モスクワとの連戦でGSの突破まで一気に持っていきたいところだ。
★個評
ピャニッチはいよいよワールドクラスという表現がふさわしくなってきた。
レバークーゼンのハイプレスを嘲笑うかのようなフライスルーやワンタッチパスは非常に効果的で、まさしく"違い"となっていた。
プレー精度と判断スピードの両方が異次元にす素晴らしい。
それだけに、ピャニッチがいない試合をどうマネジメントしていくのかがこれまで以上に大きな課題としてチームにのしかかることだろう。
ベルナルデスキはカウンターのチャンスを悉く潰していた。この判断力の悪さは今のチームにおいて異物感が否めない。
2点目の起点となったターンからの一連の流れは素晴らしく、今シーズン初スタメンをしっかりゴールという形で飾ったところはさすが "もっている男" だが、それ以外に評価できるところは少なかった。
ケディラもマトゥイディも "効いていた" 。
とても冷静に対応していた。
しかし、冷静だったからこそ、ところどころプレーにゆとりがうまれ、危ないパスカットやボールロストが垣間見られた。落ち着きすぎることも考えものである。
ディバラが好調を維持し活躍を見せれば、イグアインも負けじと結果を残す。
素晴らしい競争が生まれている。
この試合のイグアインのプレーは世界屈指のセンターフォワードのそれだった。
ポストワークもうまく、ボールの引き出しも効果的。重要な先制点まであげてみせた。
ビッグマッチで活躍できないと言われたイグアインは、少なくとも今のところ、存在しない。
守備陣の連携にも全く問題が見られなかった。
前節のリーグ戦でサンドロを温存(長距離移動による疲れはあるだろうが)できたことや、デリフトの急成長もあって、盤石の最終ラインが出来上がっていた。
試合後にピーター・ボス監督も言っていた通り、あまりチャンスを作らせることもなく、点差の通り、力の差を大きく見せつけた試合だった。
クアドラードの右サイドバックとしての成長をとても嬉しく思う。
この試合で見せたクアドラードのプレーは、そこまで攻め込まれることがなかったことも影響しているが、本職のダニーロやデシリオよりも効果的だったかもしれない。
攻撃時もいいアクセントになっており、"らしい"プレーを爆発させていた。
前のリーグ戦同様、チャンスを逃し続けたロナウドには、がっかりしている。
最後の最後にはしっかり決めてくれたものの、最近の決定力不足は目に余る。
チームが勝ちを続けている状況では大きな問題にはならないが、チームの調子が傾いたとき、同じようなプレーぶりでは、周囲を納得させられないだろう。
また、外し続けるフリーキックはもういい加減ピャニッチに譲って欲しい。
全く決まる気がしない。
途中出場ながら、すぐにゴールに絡んだディバラは2試合連続のアシストとなった。
相手ディフェンダーが疲れてきている状況ではあったとはいえ、なかなかゴールが決まらずフラストレーションが溜まっていたロナウドにゴールをプレゼントした活躍は大きく評価されるべきである。