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Apple Vison Proの仕事での使い道について考えてみた、というお話

AppleのWWDCで発表されたApple Vision Proは想像の斜め上をいくようなプロダクトでした。

発売が先なのは全く新しいデバイスなので、発売までにソフトウェアをある程度揃える、ブラッシュアップさせる為では無いかと思います。

エンタメ利用はもちろんですが、業務用でもかなり使えるのではないかと思いました。

じゃあ、具体的に何に使えるかですが、何ができたら企業が購入するのか?
ということを考えてみたいと思います。

出張が無くなる

これはMeeting、商談する相手もVision Proを使う前提ですが、相手がその場にいるかのような臨場感があれば、もうわざわざ出向く必要がありません。

しかも海外の会社の人とも自動翻訳を通じて違和感なく会話できそうです。
まるで「どこでもドア」と「翻訳コンニャク」が合体したかのような感じ。
外国語でメールのやり取りはできても喋るのは苦手という人は結構多くいますので、これは助かる。
というか欲しい。

企業にとっても出張経費と移動時間が大幅に削減できます。
海外出張をすると50万円なんてあっという間ですので、すぐに元が取れます。

Zoom等によるオンラン会議はそこそこ浸透しており1on1のmeetingや説明会の類の出張は現時点でもほとんど無くなってきていますが、N 対 NのMeetingはまだまだオンラインではやりにくいので、改善余地がありそうです。

ただし、仮想空間でのMeetingが浸透すると移動手段や宿泊、飲食店のビジネスにとっては大打撃となることでしょう。

事故防止シミュレーションに使える

事故や怪我の防止には体験することが一番効果のある学習方法となりますが、危険なので会社が新入社員に対して実際に体験させることはできません。
しかし、シミュレーションの中では何でも何度でも繰り返すことが可能で、失敗も許されます。

免許が無くても航空機の操縦や外科手術もできます。
現実の世界での失敗は許されませんが、シミュレーション上であらゆるトラブルを経験しておくのは非常に役に立ちます。

現状のシミュレーターは高額のものが多いですが、Vision Proの映像だけでもジェスチャー操作とうまくリンク出来れば学習効果が十分に得られる体験ができるかも知れません。

企業にとっては安全が最も優先される事項ですが、文章やビデオだけで伝承するのは難しいので、会社毎に固有の「トラブル再現・対応シミュレーション」を作ってもらえると高額でも買ってもらえると思います。

もっとも将来は全てが自動化され人間が機械を操作したり、危険な場所に立ち入ったりする、ということ自体が無くなってしまうかも知れませんが。


上記2つだけでも業務用としてかなりインパクトがあると思っています。
いかに違和感なく使えるようになっているかがポイントですかね。

Vision Proは個人向けのエンタメ目的にしては高価ですが、業務用と考えると安価ですので、ソフトウェア次第で爆発的に売れると思っています。

Appleは他社に先駆けてVision Pro用アプリの開発ができるので、圧倒的に有利ですが、他社も頑張って欲しいものです。

さて、Vison Proで発売時にどのようなアプリ、サービスが登場するか楽しみですね。

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