絹島未々乃、村松甚太郎の最大最高最上最良最適最悪最低最愛最強最新最盛最善最終最終最終出力、を最低入力。
だっっっっっっっっっっっっっっりいいいいいいなあああああ大学、次の講義もうサボって帰ろかな「ま、なんだかいろいろ喋っちゃったけど結局僕が言いたいのは、人生最高最大最低、いろんな人間が生きていていろんな人間が死んでいく、出会い、別れ、別れ、出会い、」いやなにこいつ誰、なんだかいろいろ喋っちゃったけどじゃなくて誰、てか違くてメガネでかくない????? 修行????? 耳と鼻鍛えてる??????「生きていかないという選択。危険、祈祷、起算。絹島さんもそう思うよね????????????? この緩慢な講義中に、ふっと窓の外を見て、雲の大きさ、青くない青空、存在しない祖父、」いやおいなになんであたしの名前知ってる?????? 怖なにまじでってかメガネでけえなあもう顔じゃんそのでかさは。あーーーーーーもやし炒め食いたいなあ唐突に。でもそもそも人生って唐突じゃない? この妖怪バカデカメガネ男に喋りかけられたのも唐突だしあたしの耳からジャストナウポタポタ血が垂れ始めたのも唐突「出会ったのに出会わなくなること。出会わなかったほうがよかった存在。人生の行く果てのなさ。窓の外を流れゆく巨大植林機械。何でもないこの人生への祝福を考えたことはあるかな? 絹島さんは僕にとって何なのか。」逆にあたしはお前にとってもやし炒め以上であり墾田永年私財法以下の存在って以外になにかあり得る????? 耳から血は垂れ続けて問題意識は何もなくこだわりと呼べるほどのこだわりもないしただ無表情でメガネの声を聞き続ける以外にあたしの人生に意味はない。それでいいとも思わないけどそれをいいとは思わない。「世の中に名著と呼ばれるものなんかない。金も銀も銅も結局は色でしかない。名を連ねることに本質的な意味はない。」ひび割れた約束、現実味のない冬、明けても明けてもカレーの匂い、美しくないだけの走馬灯。人生に迷ったときはただ迷うしかないし、迷ったときは本当は迷ってなんかいない。人間はハンバーグと同等であり、世界は半濁音と同等である。あたしの生きる世界にあたしが存在する。「生きろ、」生きる。「絹島さん。」絹島さん。「生きろ。」生きる。「ただ生きてください。」うるっっっっっっっっっっっっせえ黙れ村松甚太郎!!!!!!!!!!!!「村松甚太郎、です。」絹島未々乃です。「村松甚太郎です。」絹島未々乃、です。