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最も安い(と思う)無線メカニカルキーボードを買う

前なんかのyoutubeで、TEMUでメカニカルを称する3000円くらいのキーボードを購入したら普通のメンブレンだったという動画をみた。まあ、そもそもメカニカルでそんな安いのはないよねという感じの話であった。たしかに、3000円くらいだと普通に考えるとメンブレンだと思うが、チェリーのMXスイッチの特許が切れた今、そのくらいのレンジのキーボードは売っているのではないだろうか。
ということでアリエクで探してみたら、結構な数のメカニカルだと謳っているキーボードが安くたくさん売っていた。普通に売っている時点で、この日記としてネタにはならないので、無線キーボードという条件をつけることにした。さすがにBT対応で3000円のメカニカルキーボードはないだろうと思ったが、あった。

なんと60%キーボードでメカニカル、BTだけでなく2.4GHzも対応しているキーボードだった。本当かウソか一応赤軸らしい。さらに色は3色から選べる。私は3180円で買ったが、セールをしているようで、今見たら3124円だった。こいつは安い。メンブレンかもしれない。

普通にとどいた。箱がベコベコなのは御愛嬌。早速中をみてみよう。

中にキートップリムーバーと、予備の軸が入っていた。メンブレンかと思ったら普通にメカニカルキーボードだった。

上は私が普段つかっているVGNのS99という80%サイズな100%キーボードで、下が今回買ったZIYOULANGのK68だ。全体的な見た目はそれほど悪くない。安っぽいのと高級の間くらいの立ち位置にみえる。そういえば、いまさらamazonで調べてみたら、これの右端のキーのない有線版が売っていた。

いろんな色がある

どうもこの色はミルクセーキ色というらしい。価格は同じくらいか。メカニカルキーボードは完全に価格崩壊を起こしているようだ。有線は有線で味があるが、個人的にはキーボードは無線のほうが取り回しがいいと思う。

斜めから見た図
右半分

個人的には、カーソルキーがちゃんとついているのはポイントが高いと思う。この手の60%キーボードはカーソルがないことが多い。HHKのようにunixで使うことを想定している場合は、別にいらないかもしれないが、ゲームをやるときにはこれがあるのとないのでは全然違う。
あとエンターキーやバックスペースの右側にユーティリティのキーが並んでいるが、特に間違えて押してしまうようなことはいまのところない。日本語キーと違って、細長いからだと思う。キーボードの座高?はちょっと高めで、パームレストがほしくなると思う。

左半分

そういえばキーの押し心地の話をしていなかった。並べて比較しているわけではないが、キーのクリック感がないのと、すこし軽めの感じは赤軸といってもいいと思う。音もそれほどうるさくなく、いい感じだ。これはすばらしいと思う。無線は、2.4GHzとBT 2チャネル使えるようで、FnキーをおしながらQWEを押すことで切り替えることができる。

5Vとは

ひとつだけ欠点、というか人によっては利点なのかもしれないが、さすがにバッテリーは内蔵しておらず、単4乾電池を2つつける必要がある。有線接続がないのはちょっとびっくりした。結構割り切った設計をするなと感じた。電池がどのくらいもつのかきになるが、LEDとか余計なものがついていないので、普通に考えると3ヶ月くらいもつのかな。

一応今日の日記はこのキーボードで書いてみた。特にキーの打ち間違えもないし、とても使いやすい。押し心地もいい。いやあ、それにしてもちゃんとしたメカニカルキーボードがこんな円安なのに3000円くらいでかえるとは本当にいい時代になったと思う。
私は若い頃は富士通高見澤こそ至高であり、他のキーボードは許せなかった。フルキーボードのボテッとした感じが嫌いでなるべくコンパクトであるべきだと思っていたし、当然無刻印が最高だと。若さゆえの原理主義というやつだな。海外に赴任するにあたり、自宅にHHKを忘れ、しかたなくメカニカルキーボード(しかもフルキーボード)をつかうようになった。ただ一度メカニカルキーボードになれると、これでいいじゃないかと思うようになった。キーをガッチンガッチン打つのはなんとも言えず気持ちがいい。テンキーもゲームを遊ぶにはすごく便利だ。ついでにunix配列から普通の英語配列(ただ設定でcapsキーをctrlキーにしている)にも慣れ、これによってキーボードの選択肢が一気にひろがった。おかげで中国が安くてよいキーボードを出した恩恵をたっぷり受けられる。ただ今でも安いメンブレンのグニグニ感には慣れない。

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