
自動巡航マクロの使い方
Twitchでかつて自分がやっていたPEQで実況をやっている人がいた。Twitchのエバークエスト実況はライヴとP99が多いが、たまに他のサーバのストリームを流しているのがあったりする。そういう意味だと私がLazarusを見つけたのもTwitchでLazarusを実況している人をみたからだ。LDoNをやっていたなあ。話を戻すとその人は48キャラを一人でうごかしてAnguishを攻略していた。バニラのE3をつかっていて、本人はどう思っているかしらないが、みているこっちはすごく不便そうでやきもきした。48人いてもLazarusと違って個々がサイヤ人並に強いわけではないので、雑魚のpullも一匹ずつだ。LazarusではAnguishでも20匹くらいと一気に戦う。そういう意味だと、PEQは伝統的なエバークエストで、Lazarusはハクスラ要素が強いと思う。ボス戦でもLazarusは全滅するか全員生き残るかだが、PEQでは結構な数のキャラが普通に死んだまま倒すことが多い。そういえばライヴで人がすごく多いレイドそんな感じだったなあ。人がすごく多いと後方支援部隊がいたりする。CLRが戦闘からちょっと離れたところにいて、死んだやつをROGがひっぱって蘇生をするみたいな。そのCLRは戦っているボスをみることはない。本当に軍隊だな。
自動自動戦闘をさらに進ませた自動巡航マクロがある程度形になってきたので使い方を書いていきたい。自動巡航マクロは、経路を設定したゾーンをまわり、移動途中にいるmobを弓でpullし、経路の終点までたどり着いたら、PoKに戻り、アイテムを売り、休憩をはさみ、次のゾーンへ移動するというものだ。Lazarusではafk狩りはバン対象となるため、このマクロを起動して放置することを禁止されている。が、人間がPCの前に座って動作を眺めている限りは問題ないと思う。いずれにしろ自己責任だ。
今回はゾーンをまたいだり、いままでだと狩場としてあまり効率でなかった場所も移動する都合上、帰還手段やひっかかりに対して対応しなければならない。そのため、絶対に必要というわけではないが、以下のものがあるとよい。というか、ないと厳しい。これらのアイテムはメインキャラがもっていればよい。
Master Lazarus Charm
街へ戻るために使う。なければ、Originを使うため必須ではないが、Originは再使用が長いため、経路が短かった場合、狩場で待つことになる。
Wayfarers Brotherhood Emblem
いわゆるLDoNクリア報酬。CoHが行える。タンクがひとつもっていればよい。なくても動作はするが、仲間がひっかかった場合、自動で復帰ができなくなる。
あとは、巡航するゾーンで十分戦えるだけの戦力が必要だ。全滅したり、途中でだれか死んだときは対応できない。そのあたりまでケアするとエラーの量がすごく増えるので難しくなる。
さて、まずは経路を引いていこう。経路の始点は必ずValiumからポートした先の場所である必要がある。経路を引くコマンドは、
/bc waypoint write
を移動しながらポチポチと押していくだけだ。いままでの自動自動戦闘と違い、同じゾーンをぐるぐるまわるわけではないため、一筆書きである必要はない。終点までたどりつくと、Master Lazarus Charmを使ってPoKへ戻る。そのため終点の周りにmobがいないほうが望ましい。
上記は、サンプルで入っているTower of Solusek Roの経路を図示化したものだ。繰り返しになるがポイントは、始点はゾーンした場所からはじめることと、もうひとつは始点と終点は離れておくことだ。離しておく理由は、巡航を開始するときにもっとも近いウエイポイントを探索するため、始点と終点が近いと、始点のかわりに終点からはじめようとすることになり、きちんと経路をあるかない場合があるからだ。
経路を引くのは、個人的にはROGを使うことをおすすめしたい。ROGは完全透明化があるので、mobに邪魔されず経路が引ける。
かつて一軍だったうちのROG
waypoint writeで書かれた経路情報は、e4_globalsettings/tempwaypoints.iniに置かれる。以下のような感じで経路のリストがつくられると思う。
[solrotower_logCommand]
Waypoint#1=2330.00, -256.00
Waypoint#2=2329.09, -206.43
Waypoint#3=2327.63, -141.74
Waypoint#4=2240.26, -148.52
Waypoint#5=2184.26, -177.77
Waypoint#6=2136.53, -199.29
Waypoint#7=2083.52, -223.97
Waypoint#8=2030.82, -247.17
Waypoint#9=1981.98, -268.73
Waypoint#10=1929.54, -292.74
Waypoint#11=1885.77, -313.64
Waypoint#12=1832.17, -339.79
Waypoint#13=1774.11, -368.12
Waypoint#14=1727.39, -394.20
Waypoint#15=1689.90, -423.32
Waypoint#16=1644.04, -458.86
Waypoint#17=1600.22, -491.27
Waypoint#18=1557.97, -522.28
Waypoint#19=1507.41, -559.78
Waypoint#20=1460.41, -594.62
....
このエントリを、全部e4_globalsettings/cruise/の下に、サーバで扱われるゾーンの名のファイルを作る。この場合、solrotower.iniというファイルを作り、そこに以下のような感じで置く。
[wander]
Waypoint#1=2330.00, -256.00
Waypoint#2=2329.09, -206.43
Waypoint#3=2327.63, -141.74
Waypoint#4=2240.26, -148.52
Waypoint#5=2184.26, -177.77
Waypoint#6=2136.53, -199.29
Waypoint#7=2083.52, -223.97
Waypoint#8=2030.82, -247.17
Waypoint#9=1981.98, -268.73
Waypoint#10=1929.54, -292.74
Waypoint#11=1885.77, -313.64
Waypoint#12=1832.17, -339.79
Waypoint#13=1774.11, -368.12
Waypoint#14=1727.39, -394.20
Waypoint#15=1689.90, -423.32
Waypoint#16=1644.04, -458.86
Waypoint#17=1600.22, -491.27
Waypoint#18=1557.97, -522.28
Waypoint#19=1507.41, -559.78
Waypoint#20=1460.41, -594.62
...
solrotower_logCommandという部分をwanderに変更する。あと、ファイル名は、xxxx_logCommandのxxxxをファイル名とする。サーバで扱われるゾーン名は、/echo ${Zone.ShortName}と打ち込んでも表示される。
経路ができたら、そのゾーンの経路上で、/bc wanderと実行することで、以前の自動自動戦闘とほぼ同じ動作を行う。これで一度きちんと経路をまわれるか試してみるといいかもしれない。
mobは弓で引く。弓はpullmobを使うため、その設定をしておく。また、経路上に引いてほしくないNPCがいると思う。それらをpullしないように設定もできる。同じ/e4_globalsettings/cruise/ゾーン名.iniに以下のエントリを追加する。
[ignore]
Rokuth=NPC
Neerin=NPC
[wander]
Waypoint#1=-2915.00, -1.00
Waypoint#2=-2837.71, 39.29
Waypoint#3=-2727.40, 94.79
Waypoint#4=-2624.20, 146.72
...
ignoreというセクションを追加し、そこにpullしたくないNPCの名前と=NPCをつける。
こんな感じで複数のゾーンの経路情報をつくったら、次にそれを巡航マクロで使えるように登録する。/e4_globalsettings/cruise/cruise.iniというファイルを作り、以下のような感じで設定する。
[route]
Zone1=solrotower
Zone2=potactics
Zone3=pofire
Zone4=causeway
...
経路を作るたびにここに設定していく。これで設定は完了だ。あとは、PoKのゲートアウトポイントか、経路情報のあるゾーンの経路上で以下のコマンドをうてば、自動巡回マクロが起動する。
/bc cruise
このコマンドで、cruise.iniのzone1=で設定されたゾーンから狩りを開始する。最後まで到達するとまた、zone1へ戻る。経路が少ないと同じゾーンを繰り返していくことになり、mobがrepopしていなかったり、結局同じゾーンにずうっといつづけることになり、非常に怪しく見えるため、なるべくたくさんのゾーンの経路をひいてほしい。また、特定の経路から始めたい場合は、
/bc cruise 3
こんな感じで打てば、zone3=からはじめる。ただしこれが有効なのはPoKにいるときだけだ。
停止させるためには/bc cruiseをもう一回入力すればよいが、きりのよいポイントまでとまらないため、強制終了させたいなら、マクロをリロードしたほうがいいかもしれない。
自分でつくっておいてなんだが、このマクロは結構いい感じだ。特にゾーンをまたいで経験値稼ぎにいくのをみるのはなかなか楽しい。酒の肴としては最高だ。まだちょいちょいおかしな挙動があるが、そのへんは少しずつ改善したいと思っている。今足りないのは、訪れたゾーンにすでに先客がいる場合と、途中からGMが来た場合の処理だ。これは結構難しいが、手がないわけではない。
Macroquestのこの機能が効くのかなあ。昔このメンバーを見たときに、使うことは絶対にないなと思ったが、まさか使うとは。ただGMは神出鬼没なのでデバッグが難しい。今度KageがTemple of Marrに出現したときに一気にデバッグをしようかと思っている。