中華NASを作る(その2)
前回は買ったCPU付きマザーボードについて紹介した。今日はそれを使って組み立てようと思う。今回、ケースはアリエクでNAS専用ケースが結構いろいろでているので、そこからよさげなものを買った。また、それにあった電源もアリエクで買った。おいおい、中国製の電源なんてあやしいものよくかえるなと思われるかもしれないが、アリエクで買うと日本で買うのに比べて、結構安い。感覚的に同じ値段で100Wくらい容量が増えてさらに80+Bronzeが80+Goldになる感じだ。これだと中国のかっちゃうよね。まあ実際80+Goldでているかわからんけど。まあそれを言ったら普通に日本で売っている80+Gold電源も本当にその効率をだしているかわからんよね。
買った電源はこれ。650WのSFX電源。アリエクで売っている結構いい感じなコンパクトなケースはSFX電源を前提としていることが多い。ついでにいうとITXなものほどいい感じだ。しかし、同じアリエクで売っているコスパのよいマザーボードは基本的にMATX(なんか普通のMATXじゃなくてITXに2列くらい追加したような感じのやつ)が多いので、微妙な感じだ。話をもどすと、Thermalrightというのはアマゾンで激安のクーラーが売っている会社だ。以前3000円でデュアルファンのクーラーを買ったが結構よかった。なのでたぶん電源もいいだろうと勝手に思っている。
結構普通の電源だった。異様に軽いとかそうこともなく、ちゃんとモジュラー式なのもよい感じだ。で、次はケースだが、買ったのはこれ。
なんか値段があがっているな。私が買ったときは12000円だった。matx対応のNASケースで、上と下にわかれた構造で下には最大6台の3.5インチ、2台の2.5インチを搭載できるようになっている。全体もかなりコンパクトに作られていてかなり小さい。さらにちゃんとドライブスロットもあり、ディスクの入れ替えも簡単にできるようになっている。ちなみにこのケースは結構いろんな業者が売っているが、送料無料なところを見つけるのに結構苦労した。普通に安いところで買おうとすると送料が7000円とかになっていたりする。このケースはアマゾンでもうっているが、値段は24000円だった。この手のものはやはりアリエクが安い。
全面の上半分は木でできていて質感は悪くない。下のパネルは磁石でくっついており、ネジいらずでディスクにアクセスできる。はずすと
こんな感じで左側だけだが、4つぶんのSATAのドライブスロットがついている。これがあるのとないのでは使いやすさは雲泥の差である。これがついて12000円はかなり安いと思う。
うしろをみると構造がわかりやすいと思う。上はmatxまでのマザーボードが搭載でき、ロープロファイルな構造になっている。下のディスクベイの部分は左は電源、右はHDDを冷やすためのファンがついている。どちらも背面からネジで蓋をあけることができる。
前面の電源ON/OFFボタンとUSB3のTypeAとCへつなぐためのケーブルもついている。TypeCは残念ながら私のマザーでは非対応だ。
ディスクは付属のアタッチメントをつけることでネジなしで出し入れができる。今回は8TBのディスク4つに、キャッシュ用に1TBのSSDをつけることにした。あとさらに2台の3.5インチと1台の2.5インチをとりつけることができる。かなりみっちり詰めることができるのはなかなかいい。
取り付けた様子はこんな感じ。さすがにぴしっときれいにはおさまらなかった。左側の空いたスペースには、ケースや電源のあまったケーブルや部品などを置くことにした。ビデオカードは単純なファイルサーバであればいらないが、一応パススルーを試すためにGeforce1050Tiをとりつけることにした。たぶんうまくいかないんだろうなあ。その場合はとりはずしてCPUだけで運用する。
そういえばマザーは買ってから一度もうごかしていなかったが普通に起動した。CPUは問題なく、メモリも64GBちゃんと認識しており、
ディスクも全部ちゃんと認識しているようだ。いまのところ特に問題なく、すべてが動いているようだ。すばらしい。
今日もまた長くなってしまったので、このくらいにしておこう。次回はOSをいれてNASとして使うのと、仮想マシンを作るのをやってみようと思う。