![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86203024/rectangle_large_type_2_c9ce2fd560e94a4ded3c373e04050a08.png?width=1200)
アケコン自作の失敗談 ~基板編②~
今でこそ「アケコンは自作したほうが絶対良いよ!」主義者なんですが、そこに至るまでに失敗を繰り返したせいで「これ絶対買ったほうが良かったろ」くらいには金を費やしてしまいました。
今回はそんな失敗談について、書いていきたいと思います。
※ 例によって記事全文無料にしますが、投げ銭して頂けると嬉しいです。
前回
作り上げるとこまでに感じた失敗談は前回の記事で書いてたので、今回は作った後、実際に使ってみた段階で気づいたものを纏めていきます。
Nintendoボタンレイアウトを使用
基盤とボタンを繋ぐときにストV起動して実際に技を出しながら「弱パンはこれ!中パンはこれ!」ってな具合で確かめながら結線してたんだけど、「なんか説明書とボタンの配置が違う気がするなぁ~」とは思ってた。
で、その違和感の理由が後に判明。
![](https://assets.st-note.com/img/1662311809158-CwbZpnkvpn.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1662311816562-eUCzLlV00S.png?width=1200)
いつの間にか「Switch用コントローラー」として認識されていて、さらにA/BボタンとX/Yボタンが逆になる設定になっていた。
(デフォルトだとXboxコントローラーとして認識されることを後に確認できたので、恐らくは「ほんとにSwitchでも使えるのかな?」って試すために設定変えて忘れてただけな気がする。)
Switchでわざわざレバーレスで遊びたいタイトルがあるならこのままでも良いんだけど、今後は素直にPSとかXbox準拠の配置にするのが良さそう。
Selectボタンが上手く結線できてなかった
ストV(というよりPS4でも出てるゲームだと恐らくすべて)はセレクトボタンを使用しないので、上手く結線できてなかったことに気づかず、直そうと思ったときには既に手遅れで、基板をグルーガンでガチガチに固めた後だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1662312251874-NwEB8ZF384.png?width=1200)
そもそもゲームの挙動で判断するんじゃなくて、Windowsのプロパティで確認するほうが良さそう。
![](https://assets.st-note.com/img/1662312437615-vgfNBVe4i6.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1662312505642-PyZyHGbxCM.png?width=1200)
インプットモード
上にも書いてた、Switch用コントローラーとして認識された原因。
![](https://assets.st-note.com/img/1662301681159-Nqsyty93y6.png?width=1200)
デフォルトだとXInput(Xboxコントローラー)として認識されるみたいで、そのままにしておけばすべてが問題無かった。
DirectInputでも良いっぽいんだけど古い規格らしく、いまはXInputが主流らしいからこっちで良さそう。
ただ、アケコンなんて別に複雑な機能持たす必要無いとも思うし、どっちがいいとか知ってる人がいたら教えて欲しい。
まぁ画像に書いてあるように、アケコン接続するときに対応するボタン押しっぱで変えられるからそんなに神経質にならんでも良いとは思う。
方向パッドモード
![](https://assets.st-note.com/img/1662302002186-8is8BxvLpZ.png?width=1200)
上で書いてた、セレクトボタンが必要になったのはこの機能のため。
接続時に任意のボタンを押し続けることで、移動ボタンを十字キー、左スティック、右スティックのいずれかに切り替えることができる。
![](https://assets.st-note.com/img/1662313749228-5i4cJBJN5O.png)
ストVにおいては十字キーでも左スティックでも変わらないので関係ないっちゃ関係ないんだけど、配信にキーディスプレイを表示させるFightStickMotionを使ってみたくて、これが十字キーモードだと上手く動かない?っぽく、左スティックモードに変えればそれだけで解決できそうだったんだけど、上述のガチガチ問題のせいで結局まだ確認できてないという。
![](https://assets.st-note.com/img/1662312832498-S4PqBnlm0S.png)
ブレッドボードへの接続
結局何回も失敗してるワケで、そろそろメンテナンス性を考慮すべきか?ってなわけで、amazonで買ってみた。
![](https://assets.st-note.com/img/1662312890179-Hj17IFmLde.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1662312910254-gj0jrQdyxx.png?width=1200)
ボードに繋いだ意味あるか?
普通こういうボードってLEDだとかコンデンサだとか複数のパーツをつなぐために使うものであって、ラズパイピコだけしか載せないなら端子台だけで良いのでは?って完成してから思った。
「端子台だけだと後ろにピンが飛び出ちゃうから?」とも思ったけど、ボード使っても結局飛び出てるという。
![](https://assets.st-note.com/img/1662342541698-X0hS5b1m0M.png?width=1200)
端子台だけを買うとしたら何ピンが最適解?
ラズパイピコは左右20ピンずつ。なので10ピンを4つ使ってるんだけど、GP2050(アケコン化するファームウェア)だと使わない部分もあるから3つで充分だったし、なんなら4ピン×5とか7ピン×3とかのほうがコスト抑えられたかもしれん。
![](https://assets.st-note.com/img/1662313295880-21FaPejLjX.png)
(備忘)ラズパイピコなら2.54ピッチ
なんかこういう基板用の端子台は規格が決まってるらしく、ラズパイピコ用は2.54ピッチらしい。油断すると3.81mmとか5.08mmがカートに入ってるので注意。(千石電商だと2.54は無い?見当たらんかった)
まとめ
「結線がドブ川みたいな汚物コン」とまで馬鹿にされたレバーレスですが、1カ月使ったらストVマスターくらいの実力までいけたのでコントローラーとしての機能は十二分にあると思ってます。
ただ余所で対戦するときに毎度毎度キーコンフィグをぐっちゃぐっちゃにするのはどうかとも思うので、EVO JAPANまでには新しいやつを作ろうかなと思います。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?