AとBの狭間で
子どものプリントはこちらの受け入れ体制と関係なく毎日のように押し寄せる。幼稚園、小学校、学童クラブ、習い事、全てに目を通せていないのは親の責任であり、もしこちらに忘れ物や準備不足があった場合、そしりを免れることはできない。それにしても幼少の自分、親はこんなに大量のプリントを受け取っていたのだろうか。
以前これらのプリントを整理しながら、サイズが揃わずにキモチワルイなぁと思ったのだが、そもそもなんで用紙サイズにAとBがあるんだっけという素朴な疑問が湧いてきた。ビジネスにおいてはほぼA3版とA4版しか使わない(会社のコピー機の用紙トレイには一応B版も入ってる)わけだが、学校やPTA関係では今でも時々B4版やB5版のプリントが配られることがある。教科書はさらによくわからんサイズもあったりする・・・。
ネットで色々調べたところ、A版(A列)はドイツ由来の国際標準規格であり、現在は官公庁やビジネスにおいても主流規格となっているとのこと。一方、B版(B列)は美濃紙(美濃判)を起源に持つ国内ローカル規格であり、江戸幕府から明治政府に受け継がれる形で、かつては官公庁の公式な規格だったらしい。(※現在はA版に統一)
なるほど、要はもともと日本ではオリジナルのサイズであるB版がメジャーだったのが、国際化の波に押され、A版にほぼ駆逐されたということか。では今でもB版を使う人たちの理由はどこにあるのだろうか?
これまた調べてみた情報であるが、理由のひとつとして学校の机のサイズにはB版がちょうどいいとのこと。それで教科書やノートなんかはB版サイズが多かったりするわけね。それはわかるけど、どっちかに統一しないんですかね?全国の学校の机をA版に合わせるのは相当な時間とお金がかかるんで無駄かもしれないけど、お陰で娘のランドセルの中は今日もガタガタでございます。
ま、そこまで支障のある問題でもないし、結局AとBの狭間でモヤっとしたまま・・・。