ちゃんと分かってるの?
0歳〜3歳のおさんぽリトミックに参加してくださった方の感想をご紹介します。
リトミック、楽しめているようで、行ってみて良かったと感じています。
今日は、りんご・ばなな・ぶどうを取りに前に進み、食べて後ろに戻ることが上手くできたらしく、家に帰ってきても、何度もやっていました。
朝、「お~は~よ~」と、あのメロディーで歌ってくれたり・・・
教室では、やっていること分かってないのかな?と感じる場面も時々あるのですが、何かを感じ、吸収しているよう・・・
もう少し続けてみたくて、おさんぽリトミック冬もやってみることに・・・楽しみです。
リトミックに対する、とっても率直で大事な感想をいただきました。
「やっていること分かってないのかな?と感じる場面も時々ある」、それなのに、「何かを感じ、吸収しているよう」、それがまさにリトミックの効果なのです。
幼児は、次から次へと目を引くものや場面を与えると、一瞬、集中して喜んでいるように見えます。
一方、音楽が心と耳に染み込んでいるとき、一見、何の興味もなく無関心に見えることがあります。
ときには、他のことに熱中しているように見えることがあります。
幼児の脳は、言語獲得のため、「聴くためにある」と言っても良いくらい、大人の脳とは働き方がまったく違います。
「聴く」ことだけに刺激を与えることは、一見、地味な活動に見えます。
でも、私たちは、幼児の脳と心に響く音楽を提供することで、感性を磨くことを信じて、焦らずに小さな音の刺激を積み上げていきます。
ですので、ダルクローズ・リトミックでは、できるだけ、モノを使わないでシンプルな音楽だけでレッスンしているのです。
感性に働きかける教育は、地味で進度が遅く感じられるかもしれませんが、これほど確実に根付くものはありません。