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1才〜2才のならいごととしてのリトミック

子どものならいごと、「親が見て楽しいか」「子どもが楽しそうか」だけではなく、選ぶためのポイントがあります。

わたしは、「教育であるか」「講師はプロか」「発達に即しているか」、この3点が大切だと思います。

Q:おさんぽリトミックは、いつも内容は同じですか?

いつも、初めての方にリトミックの楽しさをお伝えするため、春/秋/冬の難易度は同じです。
歌や素材は季節に合わせたものに変えますし、お子さまの成長に伴って楽しみ方も変わるので、退屈する印象はないと思いますよ♪

少し長く、難しくなりますが・・・、リトミックを理解してもらうために理由をご説明しますので、ぜひ、おつきあいください。

リトミックは、元々、「教育方法」として始まったもので、幼児向けのリトミックも、あくまでも「何かを習得させるための手段」です。
そのため、目新しいお楽しみ要素よりも、その年齢に無理なく、聴覚と筋肉と神経を音楽的にコントロールできるようにするためのエクササイズが基本になります。
それが、大人の目線で見たら、同じことの繰り返しに感じるかもしれませんね。

私たちがご紹介したい「ダルクローズ・リトミック」は、ピアノ即興が基本です。
そのため、大人からは同じことの繰り返しに感じることでも、子どもたちの習得具合に合わせて、私たち講師は、「音楽的な難易度」をコントロールしています。
同じ「歩く」という動作にも、ある日はハ長調で音楽をつけ、ある日は教会旋法、ある日はニ短調、など・・・、実は、さまざまな音楽に変えています。ときどき入る合図も、どこに入れるかで難しさが変わります。

ただし、それは、受講している人にとっては、とても自然な流れなので、音楽が変わることで難しくなった、ということは、よほど、音楽の専門家でない限り、気がつきません。
そんな風にして、少しずつ、気づかないうちに、とても繊細な音楽の聴き分けができるようになっているのです。

動きを伴うことによって、聞き分けた記憶と印象がより深くなり、まさに「音楽を体で理解する」ことができるようになります。
それも、「知らず知らずのうちに」です。
耳で聴いたことを脳で判断し、瞬時のうちに筋肉の動きに変える、というトレーニングは、繰り返せば繰り返すほど、神経経路を敏しょうにし、集中力と体の使い方を鍛えることができます。

私たちは、長年の経験から、派手な演出が満載で子どもの心をひくよりも、ほんの小さな音楽の刺激に敏感に反応できる、良い耳と感受性豊かな心を育てることを大切に、子どもの成長に寄り添った音楽教育を心がけています。

リトミックって、音楽遊びと違って、本当に奥が深いものなのです!

ただ、おさんぽリトミックは、私たちは、リトミック教育の入り口の入り口だと考えています。
7回完結で教案を立てているので、教室のレッスンの15回目と、おさんぽリトミック3クール目の15回目は、内容が全く違います。
おさんぽリトミックで、リトミックの入り口を体験されたあとは、ぜひ、音楽教室ミューレで音楽教育を始めてみてください。
きっと、反応の良さにびっくりすると思いますよ!


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