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子どもを一流大学に入れた方がいい理由

わたしは、自分で子育てしてみて、もし大学に進学するならば、一流大学に行くのがいいと思った。

何をもって一流とするかというと、
「教授が一流である」
という一点のみ。

一流の教授は、社会との接点がある。
つまり、企業に何かを託されて研究をしているっていうこと。
潤沢なお金ももらっているから、好きなだけ好きな分野をとことん研究しながら現実社会のこともリアルタイムで知っている。

一流の教授は、伝え方や学ばせ方を知っている。
だから、コロナ禍で手法は変われど、教えるクオリティは変わらない。
つまり、一流の教授は、社会人として/教育者として、このふたつのバランスがいい。

息子たちが、一流の教授から学んだことを聞くのが好き。
わたしも、勉強させてもらっている感覚になる。

こないだ、次男が電話してきて、あるプレゼンをしたあと、教授からひとこと、

「無理だな」

と言われて、ものすごくショックだった、と言っていた。

そのとき言われたことは、

「デザインしようとしてデザインをしている」

ということ!!!

この言葉はすごい。
どんな仕事にも言える。

「レッスンしようとしてレッスンしている」
「音楽しようとして音楽している」

次男は、「自分は慢心していたと思う」と言っていた。
すごく振り返って内省したんだろう。

で、ショックだったから聞いてくれ、と電話してきたのかと思いきや、

「それで目が覚めて、次のアイデアを考えてみたので、プレゼンを聞いてください」

という内容だった。

次男は今、わたしのことをお母さんとは思っていない、たぶん。
ただの「身近な経営者」だと思ってる。

わたしはそのプレゼンを、半分以上、適当にしか聞いていなかった。

それより、「デザインしようとしてデザインしている」の言葉の深さ、たかだか19才の坊ちゃんの心に火をつけ、自分を振り返らせ、いろんなことに気づかせ、また立ち上がってやり直す意欲を起こさせる、その指導力のすごさを考えていた。

あ、ちなみに、大学進学しないという進路ももちろん充分あって、その場合は、適当に入れる大学に行くくらいなら、さっさと社会に出て、ビジネススクールや現場で、一流の学びを得るのがいいと思う。

これからの世の中、ひとりひとりの人間力の高さがものを言うので、大卒とかにこだわって、高校も大学も会社も「入れるところに入る」という生き方をしていたら、本人もつまんないし、社会も期待しなくなると思う。

こだわるところは学歴じゃなくて、「生き方」だと思う。

*   *   *

受験は学力というより、作戦とテクニックだと思います。受験のために努力するなんて、ナンセンスです。

大切なことは、志望校に入り、有意義な学習生活を送るということです。

どんな子も、幼少期から連続した「生き方」を定め、明確な意思と理由を持って志望校を定めれば、たいがいは入れると思います。少なくとも、そのように育てれば、そのようになります。

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