小1に自分で考えて行動させるように育てるとどうなるか
2007年、長男の小1が終わりに近づいた頃の日記。初めての小学生を育てる新米お母さんは、自分の方針と世の中のギャップに苦しんでいました。
今と同じ方針だったんだな、と改めて思いました。葛藤の日々をどうすることにしたのか、どうぞお読みください。
* * *
お客さんがあり、長男のことをうんと誉めてくれた。
長男はこのお客さんに会うことをとても楽しみにしており、お好み焼きを焼いてご馳走しようということになって、歩いて材料を買ってきてくれた。
私は、長男に「生きる力」を付けようと思って育ててきた。
性格に関しては個性重視。
好きなものはとことん誉めて伸ばす。
自分のことは自分でやり、自分の気持ちに正直に、言いたいことは言う。
そのようにしてきて、「〜しなさい。」「ハイ。」という育て方をすっかり忘れていたものだから、学校に入ってすごく苦労した。
元々、きちんとしたタイプじゃないので、忙しい学校生活の支度や宿題、洗い物、時間割おまけに相当量の家事など、自分なりに流れを作って自分でやるまでに相当の時間がかかり、宿題をこなしたうえに自主勉強もやるなんていう暇は全然なかった。
ふと周りを見回すと、こんなに苦労しているのは自分ちの子だけに見えた。
「どうしてうちの子だけ身の回りのことすらまだできていないんだろう。」と冷静に見てみると、必死でなんでも自分でやらせているのはうちだけのようだった。
だからといって、風呂掃除、食事の支度、料理、洗濯物たたみ、衣類片付けなどの家事は保育園時代に「やるのが当たり前」として身についた良い習慣だから、勉強時間確保のために1年生から崩していいものか、という不安もあった。
上靴を洗ってもらい、給食袋を用意してもらい、時間割を整えてもらい、鉛筆を削ってもらい、そうしている間に子どもは勉強ができる。
くもんに行き、コラショ(*当時流行っていた通信教育)を取り、スイスイと問題を解いていく。
お母さんが手伝ってくれているから忘れ物もない。
一方、ごく簡単な算数の問題で、「どうしてだろう、どうしてだろう。」ってウンウン言い、書き順がめちゃくちゃで毎日辞書を引かないと書けない。
「考える力」が大事だと思って、学習する基礎力(好奇心とか読解力とか)に関してすばらしく力が付いてるな、高学年で伸びるな、と入学前は思っていたけど、本当にこれでいいのか、ものすごく不安になった。
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わたしの子育て日記2(小1)
月刊300円「生きる力をつける子育て」の記事をまとめたものです。 わたしの長男が6才〜、次男が4才〜の子育て日記です。小学校に入学してから…
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