講演会「子どもの受験でジタバタしないために」
はじめに
みなさん、「受験」のことを考えることはありますか。
もしわたしが、子どもがまだ園児や小学生のころにこんなことを聞かれたら、少し眉をひそめたかもしれません。「なんだか、受験、受験って、嫌な感じ!」って。嫌なタイプの教育ママ的というか。「そんなに勉強、勉強!って必死じゃありません、子どものやる気に任せます。勉強ができなかったら別な道だってあるし」って。
・・・とおっしゃっている方の方が、早くから考えていた方々よりよっぽど、いざ、子どもが受験生になったときに、ジタバタと慌て始めます。
・幼児までは「勉強ができなくてもかまわない」とおおらか宣言
・小学生になったら宿題をやらせるのに必死
・中学生になったら「成績が悪い」という愚痴と不安
・受験期になったら「勉強しない」「本気出さない」「行く高校がない」
・大学受験になったら急に要らんこと言う
・とりあえず進路決まった!で安心!!
あれ・・・?
言ってることがどんどん変わってない・・・?
どうしてかっていうとね、「自分の経験をもとにしてるから」じゃないかと思います。今の時代やこの子はどうか、ということではなく。
「進路決まった」は親の安心材料じゃないですよ、子どもにとってはスタート地点です。子は親の安心のために生きてるわけじゃないですから。
子ども自身が進路を決める
この講座は「子どもに宿題させる方法」でも「いい高校へ入学させる方法」でもありません。
(1)子どもが自分で目標を定め
(2)そのために何をしなければならないか考え
(3)実行して
(4)叶える
この4ステップのために、親としてどう考えるかという、遠回りのおはなしです。
(1)~(4)は、すべて子どもがやります。親は見守って、「スゴイスゴイ~」って言って、お金出すだけ。「受験生の母」なんて言いますけど、することもヤキモキもないです。普段通りで、いつのまにか終わります。
現代の受験は、「やれるだけやって、上がった成績で入れるところに入れる」時代ではありません。
高校受験も大学受験も、もしかしたら中学受験も、夢へ向かう途中の、ただの通過点。
大事なのはどこへ向かうかってことです。
「そうだそうだ!」と思ったとしても、何が難しいって、どんな可能性もあるはずの子ども自身が「自分はこの程度」「行けるところに行く」「特に行きたいところもない」「志望校(進路)を決められない」のです。
自分の将来を思い描き、「なんとしてもあそこへ行きたい!」と思ったら、親が何も言わなくても猛烈な勉強を始めます。
"そのとき"が来るまでを親としてどう過ごすかお話します。
幼児〜小学生「宿題をやらせなくては!」
園児時代は、誰も「うちの子、成績が悪い」「勉強しない」なんて考えていません。特にこれを読んでいらっしゃる方々は、どちらかというと、「子どもに任せよう」って思っていらっしゃると思います。
だったらなぜ、小学校に上がった途端、宿題のことでこんなにヤキモキするんでしょう。
わたしもその罠にはまった母のひとりでしたが。
そして、そのときに、考えを変えたから、今があります。高校受験も大学受験も、長男にも次男にも感心しかしてません。
なぜでしょう?
できがいいから??
違います、違います(笑)!
時間の許す限り、全部話します。ご希望があれば、ランチ会と夜食会で、個別にお話伺います。アドバイスもします。
中学で急に成績が下がる子
子どもが小学校に上がったとき、ものすごくびっくりしたことがあります。
それは、「いわゆる"勉強ができない"子がいない!!」ってこと。
わたしが子どもの頃は、全部満点なんてほとんどいなくて、「えっへへ〜〜」って全然、勉強してない子がいっぱいいました。それでよかったし。すごく勉強する子もいたけど、ごくごく一部。
ところが、今は小学生はほとんどの子がテストで80、90、100点。
小5、小6の参観会へ行っても、全員がよくできてる。すごいな、現代の基礎学力重視の教育。さすが宿題をきっちりやらせてるだけあるな。本気で感心してました。
が、落とし穴は中学でやってきました。
ものすごい勢いで脱落していく子どもたちを見ました。
そして急激に親が焦る。
おぉ、なるほど・・・、そういうことか。
いえ、正確には脱落ではありませんでした。
どういうことでしょうか?
高校受験は受験勉強をしない
みなさん、3年生になったら受験勉強するのが当たり前、そのために習いごとやめたり、部活をやめたりするって思っていませんか?
「受験勉強をしない」という選択肢はありませんか?
もちろん、受験はします。
わたしは、高校受験に関しては「受験勉強をしない」ことをおすすめします。
でも合格しますから、大丈夫。
しかも高確率で。
学習塾も行きません。
何も知らずに不安になって、周りに合わせて学習塾に入れると、中3だけで30万円です。
わたしは、このお金は全く払わずに、別なときのために貯金しておくことをおすすめします。
机上の空論じゃなくて、実際に何人も見てきたから。
いい学校、いい会社
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プライベートな内容が含まれるものは、有料記事となっております。
講演会の内容
以下の内容でお話します。
(1)ジタバタ・・・
・なぜジタバタしてはいけないの?
ジタバタしたって、合格すればいいんじゃない??・・・いえ、なぜジタバタしてはいけないのか。自分では見えていないことをお話します。
・なぜジタバタしてしまうの?
ジタバタしたくないのに、どうしてジタバタしてしまうのか・・・
(2)勉強のおはなし
・学校の勉強、成績、宿題
・勉強のやり方を知らない子どもたち(大人も??)
・「やればできるのにやらない」の罠
・勉強する子に育つ確実な方法(「いえ、勉強なんかできなくてもいいんです」という方ほど、いざというときにバタバタします)
(3)見守る
なぜ見守れないの??見守りたいのに・・・見守るって具体的に何をすればいいの?
→ワークで明らかにします。
(4)夢
明確に「夢」を持てない子が増えています。
夢は職業ではありません。夢と職業を直結させるのは、答えさせられたり書かされたりしたからです。
(5)お金
なぜお金が受験に大切なのか。どう考えておくのか。
(6)結局必要なものは・・・
【勉強と受験~子どもの受験でバタバタしないために~】
大阪の部、東京の部、浜松昼の部、浜松夜の部を開催しました。それぞれ、語ったことが少しずつ違うので、全部聞けるように編集いたしました。
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