忘れたらどうするの?
2007年4月。今から13年前、まだまだ新米先生だったわたしが書いた日記です。発表会の指導について、子どもとのやりとりが書いてありました。
* * *
発表会、関係者による通しリハ。
面白いものができそうで、ワクワクした。
子どもたちの練習状況は、音楽的な完成度はできてきたので、「発表会」ということで教えたいことを中心に指導。
そのひとつとして、ポーズを取る場面で「せーの」という役の子がいるのだけど、もしその子が言うのを忘れてたら・・・?出演するとき、自分の立ち位置を忘れたら・・・?どうする?ということを中心に今日はレッスンした。
驚いたこと。
新1年生のレッスンで、「せーの」を言いたいと立候補した子がいた。
いつも新しいことがあると「分かんない」を連発して涙ぐむ子だったので、お、ちょうどいいぞと思ったが、最初の練習のとき、すでに言うのを忘れていた。
立候補したものの、実際何をやるのか把握してなかったんだと思う。
私はそのままじっと待った。
どうするのかなぁ・・・と。
そしたら、みんな、身じろぎもせず、ときどき私の顔をチラリと伺い、私が表情も変えないので安心したようにジーっと・・・、ただひたすら・・・。
その後、出待ちの練習をすると、自分の立ち位置を忘れた子がウロウロと走り回ったので、もう一度やり直し。
「どうしたらいいと思う?」と聞くと、シーン・・・。
ここから先は
わたしの子育て日記1(0才〜6才)
月刊300円「生きる力をつける子育て」の記事をまとめたものです。 わたしの長男が3才〜6才、次男と三男が0才〜4才の子育て日記です。保育園…
わたしの子育て日記3(小2〜)
子どもが小2〜の頃に書いていた日記に、今の視点でツッコミを入れます。
わたしの子育て日記2(小1)
月刊300円「生きる力をつける子育て」の記事をまとめたものです。 わたしの長男が6才〜、次男が4才〜の子育て日記です。小学校に入学してから…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?