とるに足らない、後で取り出したい育児日記(6)

私は幼少期からの三日坊主のプロなので、気付いたら日記どころではなく夏は猛スピードで過ぎていくのでした。そして我が子は声をあげてキャッキャと笑い、オムツはMサイズ、餅かパンか。炭水化物!という感じの健康的な赤子に成長した。感謝感謝。
上の子供達や甥っ子を連れた長めの帰省も慌ただしく、楽ししく賑やかに競歩遠足をしたような夏だった。私は仕事をしているので、こんな子供と遊ぶ夏も最後かもしれない。今までは働かないで家にいてほしい、などと言っていた娘たちも徐々に「少し一人になりたい」などと言い始めた。私も同意見!楽しい夏だったな!

 息子はもちもちニコニコと世界、いや、宇宙の平和は俺が象徴する!と強気に表現するかのように今も視界の端で動いている。8月の暑い日の、空が青い日の一瞬、すーっと心に影がさす。祖母から聞いた8月15日は、背に感じる日差しの強さや緑の匂い、蝉や鳥の鳴き声までも私の中で繰り返し再現されるのだ。昭和生まれあるあるかな。
 あかちゃんは光だね!私の毛穴も飛ばしておくれ!

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