見出し画像

ベルーナドームグルメガイド2024 #獅子まんま

ライオンズは弱いが、グルメは美味い!
このnoteを書いている2024年8月時点でライオンズは歴史的なペースで負けまくっており、ライオンズファンは頭を抱えています。球団の長い歴史の中でも今が一番弱いと言って間違いありません。SNSも荒れに荒れており日々色々な論争が繰り広げられています。
しかしそんな中でもベルーナドームのグルメは美味い。もはや野球とグルメのどちらが楽しみなのか分からなくなってきました。
そんなわけで2年ぶりにベルーナドームのグルメガイドを書いていきます。

しかし最初に不満を言わせてください。コロナ禍の観客動員制限が撤廃されるとともに、球団の努力もあってかグルメが各種メディアに取り上げられ、グルメ人気が急上昇。どの店舗でも長蛇の列が発生しており、30分単位で待つことも珍しくなくなってきました。人気メニューを求めて並ぶのは致し方ないのですが、「何でもいいからとりあえずお腹に入れたい」「飲み物だけほしい」という時にも長い列に並ばなくてはいけません。
球団が「ベルーナドームが誇る1000種類以上のグルメ」と売り出していることもあり、1店舗あたりのメニュー数も豊富なのですが、それがかえって店舗のオペレーションを煩雑にしてしまい、待ち時間が長くなっている気がしてなりません。
グルメはとても楽しみなのですが、一応これでもメインは野球。長い列に並んで野球がきちんと見れないのは本末転倒です。どの店舗も美味しいことは分かっているので、サッと買える店舗やメニューが増えると有難いと思います。 

①L's MEXICO「L'sケサディーヤ」

一塁側内野エリア

ライオンズ今季最大の補強と言える新店舗「L's MEXICO」。球場グルメ界にメキシコ料理という新風を吹き込みました。その看板メニューがケサディーヤです。
正直言うとケサディーヤが何なのかよく分かっていなかったのですが、一口食べてその虜になりました。
鉄板で焼かれたトルティーヤにチーズと具材が包まれていて、まずトルティーヤが美味しい。そしてチーズや具材とのコンビネーションが最高です。また具材はチキン・ビーフ・シュリンプなど数種類から選ぶことが出来ます。
見た目的に厚みがないのでボリュームは少なめと思いきや、トルティーヤとチーズがしっかりしていて、想像以上のボリュームがあります。少食の人ならこれだけで十分かもしれない。
 
開幕から大人気となっており、現在でも開門と同時に長蛇の列が出来ています。1枚ずつしっかり温めてから提供するスタイルのため、それなりの待ち時間を覚悟して並びましょう。

また球場としては異例のテキーラも販売しています。ぼろ負けしている時や、絶対に打たれたくないヤツに打たれた時に、やけ酒としてどうぞ。 


②エルズクラフト supported by BREWDOG「クラフトピザ」

三塁側内野エリア

グルメ記事を書き始めて7・8年は経っていると思うのですが、恐らく皆勤賞なのがクラフトピザです。もはや説明不要ですが、ピザ窯を搭載したキッチンカーが球場内に乗り入れており、アツアツのピザを味わうことができます。
ライオンズファンにとってはお馴染みのメニューですが、昨季大きな転機が訪れました。TBS「マツコの知らない世界」で「スタジアムグルメの世界」という特集が組まれ、クラフトピザが大々的に紹介されました。スタジオで実食したマツコも絶賛。その甲斐あってか放送直後から長蛇の列が出来るようになりました。やはり未だに地上波の影響力はスゴいですね…。

③肉飯 とやま「黒毛和牛のすき焼き重」

一塁側内野エリア

突然ですが球場ですき焼きが食べたくなったことはありますか?
そんな経験があるという人に打って付けなのが今季オープンの新店舗「肉飯 とやま」の「黒毛和牛のすき焼き重」です。
肉料理専門店だけあって肉が美味しいのは当然ですが、すき焼きのタレが肉にも豆腐にも染み込んでいます。目を閉じれば本当にすき焼きを食べているかのよう。球場ですき焼きを食べたくて仕方ないあなたにもピッタリの一品です。極めつけはだし巻き玉子で、こちらも香り高く味わい深い!
弁当スタイルでの提供ながら、注文後に一つずつ盛りつけており、いつでもホカホカが食べられます。

④グリーンフォレスト ステーキ各種

三塁側外野エリア

夏暑く、冬寒いベルーナドームにおいてオアシスと評されるグリーンフォレスト。その看板メニューがステーキです。牛フィレステーキとポークステーキの2種類から選べます。どちらも注文すると目の前で肉を焼き、カットしてくれます。
肉の分厚さ・柔らかさが最高です。そして付け合わせのポテト・野菜も美味しい。肉料理だけあってボリュームはありますが、いつも一瞬で食べ切ってしまいます。
なおプレートとどんぶりの2種類があり、どんぶりは店舗外へのテイクアウトも可能です。

ちなみにグリーンフォレストは2020年のオープン時から、注文列とレジ列の動線が謎だったのですが、今年若干改善されました。とはいえ初見では分かりづらい気がするので、何の列なのか確かめてから並ぶことをオススメします。

⑤韓激「サムギョプサル丼」

三塁側内野エリア

球場ですき焼きを食べたくなったことはないけど、韓国料理を食べたくて仕方ないという方には「韓激」がオススメ。その中でも今季登場のサムギョプサル丼は見逃せません。
とにかく肉が分厚い!ジューシー!美味しい!キムチと味噌が付いているので、「味変」しながら食べられます。ごはんにも味が付いていて、お酒も進みます。
器が上げ底されているため見た目ほどは多くないものの、それでも一人で食べると結構なボリュームがあります。


⑥狭山茶処 新井園本店「ライオンズ焼きパフェ」 ※2024サマーグルメ

一塁側内野エリア

昨季初めて開催されたベルーナドームグルメの人気投票「KING OF 獅子まんま2023」で総合グランプリに輝いた「ライオンズ焼き」。レオのロゴマークの中にあんこが詰まった名物メニューで、グランプリとなってからはより一層人気を集めていました。
そんなライオンズ焼きをパフェと組み合わせた「独創的な」メニューがサマーグルメとして登場しました。味は見た目通りで「パフェ+ライオンズ焼き」です。そのままです。
冷たいパフェ部分と、焼きたてでアツアツのライオンズ焼きを同時に味わえる不思議な一品です。パフェの底にはコーンフレークが入っていることもあり、意外とボリュームもあります。今年のサマーグルメ期間中しか味わえないので、気になる方はお早めに。

⑦仙臺たんや利久「スタミナ!うなたん丼」 ※2024サマーグルメ

一塁側内野エリア

こちらも2024サマーグルメ。牛タンでお馴染みの利休に「うなたん丼」が登場しました。名前の通り、うなぎと牛タンを同時に味わえる贅沢なメニュー。これまでもオーナーズレストランにうな重が登場したことはあったものの、一般の店舗でうなぎを食べられるのは画期的と言っていいでしょう。
食べてみるとうなぎの柔らかさが最高。付け合わせのネギの辛さもいいアクセントになっています。牛タンも当然美味しく、ご飯を何杯もおかわりしたくなってしまいます。
正直言ってしまうと、価格は1800円と球場グルメの中ではそこまで高価でないため、うなぎのクオリティにはそこまで期待していなかったのですが、良い意味で期待を裏切られました。
期間限定メニューではなく、ぜひぜひレギュラーメニュー化してほしいものです。
 


⑧1960「スマッシュバーガー」

駅前グルメワゴン

肉メニューの紹介が多くなってしまいましたが、またもや肉肉しいメニューの紹介です。ドーム前広場のグルメワゴン「1960」の「スマッシュバーガー」です。
見た目の通り、とにかく肉!肉を味わえるバーカーです。ボリューム満点で食べ応え十分。もちろんオシャレなメニューも捨てがたいですが、「球場グルメはこういうのでいいんだよ」と言いたくなる一品です。
また冒頭でも触れたように、最近のベルーナドームは飲食店に長蛇の列が出来てしまっていますが、「1960」の素晴らしいところはメニューが「スマッシュバーガー」の一品のみなところです。そして価格も1000円で現金払いのみ。となると会計待ちの列はサクサク進んでいきます。並んでいる人が次から次へと1000円札を差し出していく姿はキャッシュレス時代において新鮮さすら覚えます。キッチンカーだけに一気に作れる量には限界があるようですが、肉が焼き上がれば提供待ちの列も一気に解消されます。
メニューのみならず店舗の運営スタイルもストロングさを感じます。西武球場前駅の改札を出てすぐのところに出店していることが多いので是非立ち寄ってみてほしいです。

 ⑨提灯酒場 球兵衛「うずらにんにく醤油漬け」

一塁側/三塁側内野エリア


最後に酒呑み用メニューの紹介です。
見た目と商品名の通り、にんにく醤油で漬けられたうずらがとてもいい酒のツマミになります。「今日は飲まない」と決心してベルドに足を運んだとしても、このうずらを前に我慢できる人はいないはず。口にした次の瞬間に売り子さんに向かって手を挙げていることでしょう。価格も550円と球場価格としては良心的です。

 
「あの人気メニューが入ってないじゃないか!」という声が聞こえてきそうですが、全ての人気メニューを味わう前にシーズンが終わってしまいそうなので、今回はここまでにしておきます。
Xでは「#獅子まんま」タグが今日も大盛況なので、気になる方はぜひぜひチェックしてください。そして食べたら感想をツイートで是非教えてください。

ライオンズの成績は奮わず、目を覆いたくなる試合ばかりですが、ご飯は美味しい。今後もベルーナドームに美味しいものを食べに行こうと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?