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成長が早い人、そうじゃない人

前回の記事で少し触れましたが、いくつかのチームで業務委託ながらジュニアエンジニア、学生インターンの技術指導・メンタリングを任せていただいています(その分のフィーもいただいています)。

何人かの技術指導・メンタリングを行っていく中で、成長が早い人とそうじゃない人で傾向の違いがあるように思えたので、今日はそれについて書こうと思います。

素直かどうか、タフな思考力があるか

成長を最も左右するのはこれだと考えています。
ちなみに、
素直 = 「人の話を聞くことができ、その上で自分の頭で考えられる」
という意味で使っています。

まず、人の話を聞くことができない人は我流に固執するので成長しません。人の話を聞くことができるけれど、そこで思考停止してしまう人は、教えたこと以上の応用が効かないので、やはりそこまでは成長しません。

人の話を聞くことができ、教えられたことを自分の頭で理解するまで考え抜き、理解した上で次に行こうとする人が、経験上一番伸びます。

方法への批判と人格批判を切り離せるか

コードレビューにおいて実装方法や作業順序へのフィードバックを行うことはよくあることだと思います。

それを「作業効率や、自分の書いたコードのパフォーマンス/保守性に対する批判」ではなく、「自分に対する批判」として捉え、怒ったり気落ちしてしまう人は、余分に精神力を使ってしまうので、成長しにくくなってしまうように思えます。

経験値が高い or 連想力が高いか

教えられた内容、特に設計に関する内容をどの程度吸収できるかは経験値と連想力に大きく左右されると考えています。

問題Aに対してBという解決策を教えた場合、従順な子は「問題Aに対しては解決策Bで対応する」と記憶するだけです。

連想力が高い子は「問題Aに対してBが使えるなら、別の問題Cに対してもBかB'で対応できるのでは?」と関連するケースをイメージし、問題Aとそれに類する問題を解決できるようになります。

連想力が高くなくても個人開発などで経験値が高い子は「問題Aに対してBが使えるのか。問題Aは今まで経験した問題Dや問題Eと似てるから、それらに対しても使えるかもしれないな。」と連想し、問題Aに類する問題を解決できるようになります。


自分の経験に基づいて書いてるので、漏れはあるかもしれませんが、こんなところかなーと。

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