いや僕もう王へ千里ですね(示された道程)

「この盾100カットじゃないじゃん」

蛮の地の国の勇者エヴァンジェは、敵のキモ人形の攻撃を防いだ瞬間気づいた。
そう、物理カット率100%の盾は初期装備では与えられなかったのだ。

「回避に専念して敵の攻撃を見極めるとしよう」

エヴァンジェは敵の攻撃に合わせてジャンプして致命的な傷を負った。ソウルシリーズを制覇していたことが仇となった。×ボタンを押したのだ。今作は素でジャンプができるのでSEKIROと同じ○ボタンで回避であった。

「ガードしても削り殺される…そしてSEKIROと同じ動き…」

エヴァンジェは類稀な肉体に勇を宿し、聡明さ(知力7)も持ち合わせていた。部族の長とはそういうものである。ここがハイラルであればトライフォースは3つとも彼に宿ったことであろう。

「両手持ちしかあるまい」

盾で防いでも死ぬのであれば両手持ちして火力を上げるべきだ。この発想は勇なき者には思いつかぬであろう。
しかし何たることか。エヴァンジェは斧を両手で持つことができなかった。

「あ?????△押しても両手持ちしないんですけど????」

ここに来てまさかの新操作だった。△+R1/L1で左右の両手持ちだった。
なんでだよ。
しかしそこは元不死者にして狩人の狼。敵から距離をとって行動を冷静に観察する。これがエヴァンジェが他の部族からも一目置かれる所以であった。蛮の地での風林火山といえば彼のことを指すのも頷ける。
林の如く静かに耐えていた彼はSEKIRO流の操作を思い出し、火の如く侵攻を開始した。

「今だ!」

SEKIROの操作を思い出しきったことが仇になった。L1で弾こうとしたのだ。エルデの地には体幹も無ければジャスガもない。普通に盾の上から削られて死んだ。まだまだ小童よ…

気がついたら変なところだったし、NPC信じられなくてチュートリアルの穴もスルーした(後で来て初めてチュートリアルがあったことに気づいた)

この世界のどこかにあのキモ人形いるのかな…2周目入ったら卑怯とは言うまいな…ってなるのかな…


エルデの王まであと千里…

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