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【遊戯王1209環境】熱波亭-LIMITED-環境考察

いつも熱波亭にご参加頂き、ありがとうございます。
熱波亭主催の熱波こと、ネットと申します。
一応、寒波亭の運営スタッフもやっております。

寒波くんとは10年以上の付き合いです。

熱波亭も気づけば、小規模開催含めて、8回も開催しており、そろそろ1周年となります。これも普段からご参加頂いてる皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。
突発ではありますが、カードプール改訂を行ったLIMITED環境も3回開催出来たため、1209環境をさらに盛り上げるべく、運営ならではの環境考察を行ってみようと思います。


1.熱波亭-LIMITED-とは

熱波亭は2012年9月環境の過去環境大会です。

2012年9月の禁止制限リスト

2012年9月と言っても、もう12年も前だったりします…。
当時どんなパックが発売されてたかと言いますと、遂にデスガイド(Tour Guide)が来日とかの頃です。

アニメのゼアルだと、ドクターフェイカー編~バリアン編序盤辺り
今思い返しても、ダブルユニオンはデカ過ぎですよね

当時どんな環境だったかは、「J-SPEEDさん の くされにっき」を一読して頂ければ幸いです。

ざっくりではありますが、ガジェット・ゼンマイ・暗黒界・ヴェルズ・炎星辺りの環境です。

大体再録されているため、かなり安いです 笑

熱波亭では、第5回より「LIMITED環境」と称して、2012年12月21日までのカードプールのみ使用可能としております。
要するに炎王ストラク・ジャイアントハンドまでは使用可能ですが、ヴァルカン・アーマーカッパー・炎星トウケイ辺りは使用不可となります。

熱波亭の空き時間にでも、皆さんのJFガンスリ武勇伝を聞かせてください

今となっては歴史の文献資料みたいな動画ではありますが、丁度この動画と同じ環境だったりします。
(動画の概要読んだら、参加人数:435人なんて記載も… 良い時代ですね)

2.大会結果

気になるこれまでの「LIMITED環境」の大会結果は、以下の通りです。

■入賞デッキ

あれ!? Jさんの動画貼っておいて、ヴェルズは…

注目すべきは、毎回入賞しているデッキタイプが異なっている点でしょう。
また「LIMITED環境」の実施前に流石に強いのでは!?と言われていたヴェルズが全く勝てていないのも注目ポイントです。
上記については、後述の考察にて記載させて頂きます。
入賞レシピは以下に纏めているため、ご確認頂ければと思います。

■デッキ分布
対戦動画やX(Twitter)にて公開した過去のデッキ分布をまとめてみました。

第5回
第6回
第7回

第5回・第6回と猛威を振るっていたゼンマイがメタを受けて、減少。
ビート系デッキが入賞し始めるも、それらを狩るような形で甲虫装機や六武衆が入賞したのが直近の大会結果となります。

3.【考察①】メインデッキの傾向

第5回のゼンマイ優勝を受けて、ゼンマイが増えると思いきや、ビートダウンのデッキが増えることになりました。
ゼンマイと言うと「マジシャン+シャーク」等の2枚初動から、ショックルーラーを含む展開パターンを1ターン目から行うイメージがありますが、実際のところは、数ターンかけて、コンボパーツを用意した後、サイクロン・ナイトショットを用いて、罠を剥がし、展開するのがゼンマイの主流な戦い方となります。

EP12目玉カードの1枚でしたね

そのコンボパーツを用意する数ターンの間に、序盤から高打点で攻め続けられるヴェルズ・セイクリッド・炎星といったハイビートダウンが第6回決勝トナメに上がっているのも頷ける結果でしょう。

注目すべきはメインデッキからのゼンマイを意識した構築です。
第6回で優勝・準優勝したセイクリッドと炎星の構築ですが、メインからライオウとブラッド・ヴォルスが採用されています。
特にライオウは、ゼンマイの「ラビット+マニファクチャ」のパーツ集めをけん制しつつ、ビートも出来るカードのため、非常に理にかなったカード採用です。

第6回優勝・準優勝のレシピ

それらのデッキを狩るような形で第7回に勝ち上がったのが甲虫装機・六武衆・水精鱗です。
特にプレアデスを主軸に戦うセイクリッドに対して、「メガロアビス+重装兵」のある水精鱗は非常に有利です。
ヴェルズがあまり勝てていない現状と第5回・第6回のセイクリッドの活躍を踏まえて、水精鱗を選択されたのは良いデッキ選択に見受けられます。

また優勝された甲虫装機はハイビートダウンのデッキ傾向を意識し、リクルーターの共鳴虫を採用した甲虫装機を用いて、「ダンセル+ホーネット」を狙いに行き、見事優勝されています。

共鳴虫-ハウリング・インセクト-

メインデッキ考察の結論としては、1209環境ではデッキ種類が多いのもあり、環境に合わせたデッキタイプ選択の重要性が高いように見受けられます。メタゲームに合わせて、使ったことのないデッキタイプも使うことも勝つためのポイントですね。

4.【考察②】サイドデッキの傾向

第5回のゼンマイ優勝の大会結果を受けて、第6回の参加者の過半数がサイドデッキに採用されたのが群雄割拠です。

割拠猫なんてデッキもありましたね

ゼンマイは種族だけでなく、属性もバラけているため、御前試合も有効なカードでありますが、なぜ群雄割拠なのか。それはヴェルズの存在です。
冒頭で頭出ししたヴェルズが勝ち切れていない背景としては、ゼンマイを意識したサイドカードがヴェルズと併せて、対応可能なカードのため、勝ち切れていないのだと推察されます。

直近の第7回の参加者は、ビート環境を意識して、過半数の方がサイドデッキにミラーフォース•次元幽閉といった攻撃反応系のカードが複数枚採用されていました。大嵐とサイクロン3枚が使えるとはいえ、準制限の激流葬とミラーフォースと警告をクリティカルに踏まないようにプレイする。また大嵐を意識した罠カードの伏せ方1209環境でプレイの差が顕著に現れるポイントだと思います。

懐かしの”理論で論破”も1209環境

サイドデッキ考察の結論としては、複数デッキを同時に見ることの出来る罠カードの採用がキーポイントのように見受けられます。デッキ分布を見て頂けると分かるように、1209環境はデッキタイプをかなり散っているため、局所的なメタカードの採用では対応しきれないといった印象です。メタゲームにあわせたサイドデッキの構築の勝負の分かれ目になるかと思います。皆さんのメタゲーム考察楽しみにしております。

5.最後に

考察記事いかがだったでしょうか
少しでも熱波亭および1209環境に興味を持って頂けたら幸いです。

そんなメタゲームの繰り広げられている熱波亭ですが、
次回は孫悟空さんとコラボ大会を開催致します。
その名も「熱波亭-LIMITED-mini」!!
枠も埋まりつつありますが、枠も空いています!
少しでも興味持って頂いた方は、ぜひご参加ください!
負けてしまった方も最後まで楽しめるよう企画しているため、ぜひ初心者の方やしばらく遊戯やってなかった方も奮ってのご参加お待ちしております!

大会エントリーは以下のトナメルから!

孫悟空さん店舗内で掲示するポスターです

会場の孫悟空さんは(横浜駅徒歩20分 反町駅徒歩5分)のお店です。
秋葉に行っても見つからないようなサプライ等もある素敵なお店です。
ぜひ熱波亭mniを機会に通ってみてください!

(おやつ/ハリケーン/カルト)スリーブは生活必需品のツイートの通り、
プレイヤー目線で話してくれる気さくな店長と話すのが
個人的には孫悟空行った時の楽しみです 笑

熱波亭きっかけで10年振りに対戦したみたいなやり取りも見かけます。アットホームな雰囲気で大会行っているため、久々に遊戯王で盛り上がれる仲間探しに来る方とかも大歓迎です!熱波亭で仲良くなって、寒波亭のチーム戦出るなんて方もいたり…!就職で関東来たけど、遊戯王やってる友達いないみたいな人もいたり…!
興味ある方は、ぜひご参加頂ければと思います!

おまけ

YouTube

過去大会レシピ

よく聞かれる当時の大会裁定


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