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真夏の北欧旅


昨日、久しぶりに元彼が夢に出てきた。
もうすぐ結婚するので元彼との最後の思い出になった北欧旅の供養をば、と思い立ち。

写ルンですで撮った写真と一緒に振り返る。



あ、ちなみに未練は全くないです。





静かな街、ヘルシンキ

朝5時。ヘルシンキに到着。

空港から街までの電車は無骨で、とにかく静か。
次の駅名のアナウンスも広告もなく、皆ほとんど喋らない。

ヘルシンキに着いた第一印象も「静かな街」。

マーケットでサーモンスープを食べて、公園を歩いて、サウナに入って海に飛び込んで。

ヘルシンキのシンボル
路面電車のレールが続く道
街の中心の公園、銅像の上にはカモメがちょこん
支えてる人、重そう



ヘルシンキからストックホルムへ

旅費の節約と船旅の楽しさを兼ねてヘルシンキからストックホルムまでは一晩かけて船で行きました。

ショッピングモールが入るほど大きい船で揺れはほとんどなく快適。


お目当ては船上のサウナ。
8時、9時頃ようやくピンクに染まる空を見ながら、窓の外を流れていく海を見ながら、ゆっくり汗を出して整って。

時差ぼけで目が覚めたおかげでデッキから見えた朝日
朝日の映る海面
ストックホルムに近づくにつれて島が点々と続くように



ヨルシカファンが歩くガムラスタン


ヨルシカの聖地、ガムラスタン。
石畳の道の両脇に古い建物が建ち並ぶ旧市街。

道の先は港
「あの」景色
もちろんCDは持参


まるでタイムスリップしたような、時空を超えた世界に迷い込んだような感覚。

物価が高すぎたので夜ご飯は近くのスーパーで買ったスモモとパン。

夜のガムラスタンも歩きたかったけれどねむすぎて断念。



ストックホルムは水の都


ストックホルムは小さな島々を繋ぐように橋がかかり、一つの大きな街になっている。

なので街のどこにいても水、水、水。

対岸の丘から中心部を見下ろす
ノーベル賞晩餐会が開かれる市庁舎
島々を繋ぐ橋
市場でベリー買って船で再びヘルシンキへ


森の中のサウナと湖


再びヘルシンキに戻って、留学していた先輩から教えてもらった森の中のサウナへ。

サウナ後のほかほかの体で湖にダイブ。湖面に映るキラキラの光と頭を包み込む冷たい水の温度。

最高に気持ちよかったなあ。

この湖にダイブ
🇫🇮の国民的アルコール、ロンケロ。
フィンランド人はサウナの中でお酒を飲むのでびっくり。
芝生に寝転んで空を眺める



あとがき


真夏の北欧旅から1年と少し。

すでに記憶は薄れてしまって断片的なシーンは覚えているけど1日目は何をして、2日目は何をして、とか細かいことは忘れてしまった。


大袈裟じゃなく、元彼といた時の自分と今の自分は別人だと思う。外見や中身が劇的に変わったとかではない。
むしろそこは何も変わっていなくて地続きなんだけど、ただ、この記事を書くにあたって写真を見返したけどあの人の隣にいた自分と今の自分がうまく結びつかない。同一人物だという感じがしない。

自分とは無関係のカップルの写真を見ている気持ち。楽しそうだな、とは思うけど戻りたいな、とは思わない。


この旅で私はこの人とは続けられない、と感じた。
直感だった。

きっかけは人から見たらきっととても些細なこと。でもそれが、自分には大事だった。
今の彼ならこの場面できっとこうするだろうな、というのが咄嗟に頭に浮かんで、それでもう、自分にとってどっちがより大きい存在なのか気づいてしまった。


本当に別れていいのか、たくさん迷って悩んだけれどあの時の直感を信じてよかったと今は心から思う。

いつか、もう一度北欧を旅したい。今度は彼と一緒に。







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