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【発達障害】成人男性の自分が、インチュニティブを服用してみた感想

【状況】

  • ASDとADHD(聴覚過敏、不注意傾向、衝動性あり、多動はほとんどなし)

  • ASDの方が強めで、ADHDは多動性はないものの、不注意傾向は改善されず、ミスが多い傾向があります。

  • 副作用が強めに出てしまったため、服用を中止。

【服用のきっかけ】

発達障害の診断を受けた当初、ストラテラを服用していましたが、副作用、イライラする、食欲不振、不眠。もう考えられるくらいの副作用が同時多発的に発生し断念した経緯があります。

障害者雇用で働いていても、マルチタスクがない仕事に就くことは難しい…。折り合いをつけながら、働くことになるかと思います。

しかし、服薬にも頼らず自力で、チェックリスト等でカバーする事に限界を感じ、主治医にコンサータを試してみたいと相談したところ、うちではコンサータの処方はしていないけれども、インチュニティブなら出せるよと言われ、試してみることにしました。

調べると、インチュニティブは不注意にはさほど効かないって書いてあるやん。なんか実験のモルモットになった気分です。

元々、小児向けのお薬で、血圧を下げる薬の副作用に着目して作られたお薬のようです。

成人向けは、2019年に解禁とあるから、2021年現在、もうちょっと被験者のサンプル数が欲しいとか、そういう事情もあるのではないかなと思っています。

【服用量】

夜寝る前に、2mgを服用

【副作用】

・眠くなる(日中)
・喉が渇く
・白い色が眩しい、目が霞む
・しばらく座った後に立ち上がると視界がグレーのモザイクで暗転しているように見える。
・右手の中指、薬指、小指の痺れ

服用から3日くらいは合計14時間くらい寝ましたが、段々、落ち着いて、その後は、多めに睡眠を取ったり、コーヒーやモンスターなどを飲むことで、何とか過ごせました。寝ても眠気が発生するので、車の運転は控えた方が無難だと感じます。

喉がやや渇く。これは量が少ない事に起因するかもしれませんが、ストラテラほどではなく、日常生活に支障はありませんでした。

一番、戸惑った副作用が、外出時に白い光を眩しく感じることでした。例えるなら、夜間に対向車のハイビームを長時間、ずっと見つめ続けるような感覚に似ています。

歩道の白線、ガードレール、白い外壁の家、白い蛍光灯、ありとあらゆるものが全方向から目を焼くような輝度で輝き続けます。

調べてみると、血圧が低下する事によって、血流もまた低下するそうです。目に届く光を遮る絞りの機能が上手く働かないことによって引き起こされるものらしいです。

おそらく視覚過敏って、こんな感じなのかな?と思うような症状でした。白い蛍光灯自体が眩しいとコンビニやスーパーで買い物をするなど日常的な行動もかなり厳しくなります。

また座ってから立ち上がった際に、視界が暗転し、グレーのモザイクがかった景色が広がる….いわゆる立ちくらみが頻発していた事も服用を止めないと危ないという結論に至った要因の一つでした。

トイカメラで撮影した写真の四隅が黒くなる、周辺減光にもよく似ていると思います。白い光を眩しく感じるのと同時に視界の端が暗くなっていて、左右があんまり見えていない状態でもありました。

監視カメラ越しに自分の見えている世界を見るような不思議な感覚でした。

かかりつけの主治医に相談したところ、アスペルガーとADHDを併発している人は、投薬治療が難しい印象があると、おっしゃっていました。自分に関しては、ストラテラについてもかなり強めの副作用が出たことから、薬の過敏性があるかもしれないとの事でした。

正直、「何だよ、それ」と思わずにいられない。僕にとっては、発達障害の症状の緩和薬が何一つ使えないので、自力で耐え抜くことを余儀なくされるという事ですね。でも、この厄介な特性と上手く付き合っていかないといけないんだよな。

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