見出し画像

コロナ発症から持病のネフローゼ症候群が再発した話

ネフローゼ症候群についてTwitterで情報発信をしているワトソン(@nephro_watson)です。

2023年の5月末~6月中旬まで、コロナになりネフローゼを再発してしまい入院しておりました。

現在(2023/06/12時点)はコロナもネフローゼも落ち着き退院が決定しました。当時の状況や心境を、今後なにかの役に立てればと思いnoteに記録しておこうと思います。

突然の高熱(2023/05/27)

私は普段はリモートワークなのですが、2週間ほど外出や初対面の方と多く話をする機会がありました。現在はマスク着用もゆるくなったのもあり、基本マスクをしておりませんでした。

この期間にどこかでコロナをもらったかもしれません。仕事中に体調が悪くなり、その日中に40度の高熱を出してダウンしてしまいました。幸いコロナワクチンの解熱用にカロナールを持っており、頭痛と高熱を解熱剤を使ってなんとか誤魔化してました。
この時ウリエースの試験紙を使ったら、尿タンパク3+が出ていました……再発していました……
なにがともあれ、高熱のまま病院へ向かうのは辛いので、熱が落ち着いてから行こうと考えて丸一日ひたすら寝ていました。

コロナ陽性と入院(2023/05/29)

熱が落ち着いたのでかかりつけの病院へ行き、コロナの検査を受けると案の定陽性でした。

『できれば入院したくないですよね~?』
と当直の先生に言われて『そりゃもちろんですよ』と答えました。

その会話の後、採血採尿の検査が出て見てみると、尿タンパクの濃度が27と血の気が引くような数値を叩き出していました……

『流石に入院ですね……』
『そうですね、さすがに入院します…』

……すんなり入院を受け入れました。
大学2,3年の頃以来なので、おおよそ10年ぶりの入院となります。

また尿タンパク27という数値は、初めてネフローゼになった際むくみにむくんだ際に検査した時以来の悪い数値だったんじゃないかと思います。

ちなみに、この時は最短1週間程度の入院と説明を受けています。
コロナ治療の最短日数のようでした。

仕事も忙しい時期でしたが、入院した状態では手も足も出ないためやむなく引き継ぎをして休みました。

※この時はまだむくんでいませんでしたが、入院してまもなく体がむくんでいきました。

コロナ&ネフローゼの治療初期(2023/05/30~2023/06/01)

コロナによる症状は、少しの咳・のどの痛み・たんの絡み・発熱・息苦しさ・吐き気といった感じでした。のどの痛みが厄介で、2日ほどは痛くて食事と睡眠が辛かったです。2日ほどかけてコロナ治療のための点滴を入れました。
問題はネフローゼの方で、血中のアルブミン量がだいぶ下がっており、通常は4.0程度ですが1.5でした。先述したとおり尿タンパクも悪いままです。
とりあえずプレドニン30㍉まで増量し様子を見ることになりました。

※尿タンパクの濃度なので、+〇〇の定性データではありませんね。この頃は勘違いしていました。

治療がやや難航、治療中期(2023/06/02~2023/06/05)

コロナの症状はかなり落ち着いてきました。息苦しさや喉の痛みはなくなりました。少しの咳とたんの絡み、微熱があるくらいです。
ネフローゼは一向に改善が見られなかったので、アルブミンの点滴と利尿剤を使用しました。
このタイミングで主治医と今後について相談しました。
あと数日様子を見て30㍉で改善がない場合は、50㍉に増量するのもやむを得ないと。50㍉の投与量は寛解してもすぐには退院できず、35㍉程度まで投与量を下げないと退院を許されない量です……(僕は初期の入院時にこれで3ヶ月入院しています)。まぁ、改善しなければ選択の余地はありませんので、受け入れざるを得ませんでした……。
この頃はむくみも明らかにあり、毎朝鏡を見るのが嫌になってきました。


プレドニン増量の効果が現れる、治療後期(2023/06/06)

この日から少しずつ、ネフローゼの病状が改善されていきます。
プレドニン50㍉の増量を判断する採血採尿結果で、ギリギリ改善が始まりました!具体的には尿タンパクの濃度とナトリウム量が適正値に戻っていきました。
結果として30㍉を継続することになり、入院2ヶ月コースは免れました。

ネフローゼ改善と退院目処(2023/06/07~2023/06/11)

尿量が明らかに増えてきて、どんどん体重が軽くなります。毎晩3回くらいトイレに行きたくなるため睡眠は浅くなりがちですが、むくみが取れていくことが実感できて何よりも嬉しかったです。

また、体内に血栓がなければ、週明けの検査次第で退院可能との話を受けました。ネフローゼは寛解ではないものの、改善傾向にあって自宅での療養でも構わないとのことでした。
コロナの病状(というか後遺症?)は少しの微熱のみで、その他はほとんどありませんでした。


無事退院が決定(2023/06/12)

体重は普段より2キロほど落ち、足のむくみも完全になくなりました。尿量も少し減り、余計な水分は落ちきったかと思います。
そして採血採尿とエコーの結果、無事退院が決定しました!
尿タンパクはほとんど出ておらず、血栓も見られませんでした。

翌週の診察予定を入れ、プレドニン30㍉からの再スタートとなりました。
また、コロナ治療のため中止していたネオーラルですが、中止状態でネフローゼが改善したため、ネオーラル0㍉で継続するようです。

まとめ

  • コロナ陽性によってネフローゼが再発し入院

  • コロナ治療薬とアルブミンを点滴、プレドニン30㍉に増量し治療

  • プレドニン30㍉投与後、数日で改善

  • コロナの治療・尿タンパクもなくなり退院へ(ここまで2週間程度)

今、noteを書いているのが入院最終日(2023/06/12)です。
明日の退院後、状況が大きく変わることがあれば追記していこうと思います。

最後に

コロナの病状は軽かったものの、ネフローゼを誘発してしまったのがとても苦労しました。
ネフローゼの方は、コロナにかからないように気をつけてくださいね!
私も外出中はなるべくマスクをするように行動を見直そうと思います。

もし、この記事が何かのお役に立ちましたら、スキを押して頂けると励みになります。よろしくお願いしますmm

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?