自宅サーバの省電力対応(Wake-On-LAN)

自宅でサーバを建てていると、電気代が気になるものです。
そもそも自宅サーバは使用時間よりも待機時間が圧倒的に多いので、即応性が必要でなければ必要のない時間はシャットダウンしておくことがいちばんの省電力となります。今回は、省電力のためWake-On-LANで省電力サーバをさらに省電力とするお話となります

Wake-On-LANとは

シャットダウンしているPCを、ネットワーク経由で起動させる機能です。マジックパケットですので、起動するマシンと、起動要求するマシンは同一ネットワークに接続されている必要があります。

今回の登場人物

・Raspberry pi マジックパケットの送信用に使用します。
・Intel Nuc 電源ONする対象サーバ

今回のネットワーク図

intel nuc側(電源ONされるサーバ)側の設定

IntelNucは、以下の設定を行いました。
1・UEFIにて、Wake on LAN を有効化
2・OS上にて、Wake on LANを有効化

Ubuntu上でWake On LANを有効化

知らなかったのですが、Wake On LanはUEFIで有効化のみでなく、OS側でも設定する必要があります。

1. 有線LANのPhysical Addressを調べる。

ip a によりマジックパケット受信するネットワークデバイスのMACアドレスとデバイス名を調べます

ip a
コマンド実行結果

2. Wake on lanを有効化する

以下のサイトを参考に設定しました。

Wake-on:g となっているため、Wake-on-LAN有効化されました。

Wake ON LANマジックパケットを送付して起動するか確認する

WakeonlanをRaspberrypiより実行します。サーバが起動すればOKです。

$wakeonlan AA:BB:CC:DD:EE:FF

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