【’18丹頂S】仮説を立て検証していくのが競馬※無料記事
ブログからnoteに競馬コンテンツは無料も有料も含めアップしていくことにして一発目がなんと、丹頂S。
地味ですいません。
なので移籍記念というかそんな具合で無料で読めます。はじめましての方はどうぞよろしくお願い致します。
人気寄り、穴党どちらでもありません。推奨できる馬だと思えば人気でも穴でも本命うちます。重賞しか基本買わないスタイルです。
今年の一番のスマッシュヒットは皐月賞のサンリヴァル、サンリヴァル⇔エポカドーロの馬連。こんなのは年に1回か2回あるかないかの「私は評価しているけれど世間の評価はついてきていない」状態の馬。
では、末永くお付き合いの程よろしくお願い致します。
丹頂S考察
2600mは重賞がないのであまり買わないが、私が好きな馬が走る時だけ買う。
最近ではタマモベストプレイだ。この馬の買い時というか、どんな馬なのかを把握していたので馬券を買うタイミングがわかりやすかった。
タマモベストプレイのクラシックシーズンに興味はなく、やはり札幌2600mを走った以後古馬になってからが好きだった。
そのタマモベストプレイもプレイバックとして上げておきたいのが、2016年の丹頂Sだ。
他の競馬場で走ってやや人気をおとし、札幌日経OPに出てきて14頭立の4番人気に押され6着。それまでの凡走から引き続きでファンは丹頂Sで13頭立の5番人気に人気を下げ、2着にきたのである。
このロジックさえ把握していたら2年に1回はこのレースあたるんじゃないかと思う。
タマモベストプレイが古馬になるにつれ、スピードがなくなりズブくなっていった事を差し置いて考えてみる。
考え方はいたってシンプル
札幌日経OPは開幕して間もなくのレースでの2600m。丹頂Sは開催が進んでラストの芝コンディションで行われる2600m戦。
ということだけだ。
どういうことか具体的にみていこう。
札幌日経OPのラップと丹頂Sのラップ比較
2017年 札幌日経OP 最初の3F38秒3 1000m1分3秒6 2000m2分5秒1 勝ち時計2分40秒6
2017年 丹頂S 最初の3F39秒 1000m1分3秒7 2000m2分6秒5 勝ち時計2分44秒2
同じ舞台で3秒6も丹頂Sは時計がかかっている。それによって結果も変わっている。
札幌日経OPで6着だったプレストウィック、5着だったバロンドゥフォールがそれぞれ丹頂Sでは1着、3着に。
2016年は先程あげたタマモベストプレイが巻き返すわけだが
札幌日経OP 最初の3F37秒 1000m1分2秒1 2000m2分4秒 勝ち時計2分39秒8のレースを6着に負け
丹頂S 最初の3F37秒9 1000m1分1秒7 2000m2分5秒3勝ち時計2分41秒1で巻き返す。
こりゃ面白い。開幕して馬場が早い時は一昨年の札幌2600m実績をかわれて人気になる馬を嫌い、そこで人気で凡走した馬を次の丹頂Sで買うという非常にわかりやすくシンプルなレースだ。
しかし問題なのは今年はそういうパターンの馬がいない。
今年の考え方
今年はハートレーとブレスジャーニーが初距離ながら人気しそうなメンバー構成である。
ハートレーもブレスジャーニーも力を認めている二頭であるが、それ故にこの開催最終日時計がかかっている2600m戦ではないだろうという気持ちがとても強い。
まずこのレースを今週買おうと思った理由はこのハートレーとブレスジャーニーどちらも飛ぶ方にかけたからである。
ここが馬券を買う上で一番重要で、オッズという人気の集合体のレッドオーシャンでは勝てない。
だからこそレッドオーシャンの隣にはブルーオーシャンがあると信じ予想をするのである。
ハートレーは私の幻の皐月賞馬であり、ブレスジャーニーは善臣でダービー1番人気という夢を思い描かせてくれた馬だ。
ではその二頭抜きで考え、時計がかかる芝でこそいい馬。2600mというディスタンスでパフォーマンスを上げる馬。これを大きく狙わずとも馬券をあてるだけで人気馬が飛び、旨味を引き出してくれるだろう。
予想
勿体ぶらずに本命は
ヴォージュ
札幌日経OPの開幕週で強い勝ち方で勝ってきているので、そのパターンから外れているのは承知だ。
土曜日、雨あがりの札幌芝は相当にタフなコンディション。芝レースの時計、血統をみてもすぐわかる。
ヴォージュは時計がかかってこその馬という程までは思っていないが、能力はこの2600mという距離や競馬場次第では重賞をすぐ勝てる馬だと評価している。
ここ半年のヴォージュを見ていると、血統通りに成長をしてきており、とっても微笑ましい。というか嬉しい。
それを一番感じたのが目黒記念である。
目黒記念はダービー当日であったのでわかると思うがとんでもなく高速馬場であった。ヴォージュは先手を奪いマイペースで逃げていた。
そして手応えよく直線。2500mは2400mのレースよりもたった100m延長だがスタミナ指向の強い馬がよく馬券にからむレース。
ヴォージュはスローに落として直線脚を伸ばすが競り負けて7着。
この負け方が非常によかった。
このレースは団子状態で直線を向き、みんながみんな脚を使うあがりの勝負になった。直線が長い東京で団子状態からスローの上がり勝負。
これにヴォージュは切れ負けした。
ただこのヴォージュ自身34秒9で3Fをあがっているのだが、その内訳がざっと計算すると11.4−11.7−11.8 34秒9。
これを北海道の小回り4コーナーから直線に当てはめて想像してみてほしい。
・・・。・・・。
・・・。・・・・・!!
あ、勝った!そう思うでしょう。
ヴォージュは都大路Sで7着に負けたわけだが、これも脚はつかっているが、切れ味負けなのである。
この馬自身の脚は使えているし、ここ半年はとても競馬が安定しているのである。
土曜日はステイゴールドの血や母父ジャングルポケットが走っていたように、2500m以上、ローカル開催に強い種牡馬の出番になった。
ヴォージュは父ナカヤマフェスタに母父タニノギムレット。
ナカヤマフェスタが父ステイゴールド母父がタイトスポットというHis MajestyなのでRibotだ。血統だけみたら菊花賞とかでも買いたくなるくらいである。
ナカヤマフェスタがとても個性的な馬で不良馬場のダービーで4着。稍重の宝塚記念を勝ち、重の凱旋門賞を2着した馬だった。
良馬場だったらここまでの戦績を出せていないんじゃないかと思えるほどにタフな条件がはまった馬だった。
母父タニノギムレットはロベルト系で同レースにでるシルクドリーマーの父である。サンデーサイレンス系×ロベルトの組み合わせはスタミナ寄りに出やすく今は大舞台でも結構見るようになった。
ヴォージュ自身も500万下を重馬場であがり最速で楽勝。春の福島民報杯は2000mとヴォージュには距離が足りない条件で最初の3F33秒台を先行してしまった不運なレースであった。時計がかかっていたこのレースだったが、どうにか4着に踏ん張る。
2500mの目黒記念で距離延長でこそという確信を得て前走の勝利。
狙い時は前走だったに違いないが、丹頂Sは人気二頭が消える予想で買うのでこのレースまでは狙ってみたい。
◎ヴォージュ◯コルコバード▲リッジマン△シルクドリーマー
◎単複 各印へ馬連。
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