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東京はインリアリティがトレンドかもね。20ヴィクトリアマイル想定人気上位馬の考察

想定オッズ上位馬の評価を書きたいと思う。

自分が予想する上でのまさにnoteの内容

今年のヴィクトリアマイル、おもしろい!

アーモンドアイ

ロードカナロアはお母さんを引き出しやすいって言われているので参考までに血統から。

フサイチパンドラ自身マイルでの勝鞍が500万下の1回のみ。エルフィンでも桜花賞でも負けていて、2400mオークスで2着、エリザベス女王杯は勝ち。2000m以上で良い感じの馬だった。

アーモンドアイ自身はマイルでも余裕で勝っているようにポテシャルが高いのは間違いない。
同時に新馬戦の1400m.スタートで位置取りが下がって猛然と追い込んだ安田記念で負けているという事実。
1400mベースの厳しい流れが好きかどうかはやや疑問。しかし、もちろん全然適性の範囲内だとは思う。天皇賞秋、JCの強さがあまりに衝撃的だったので、ベストはそのあたりなのではないかと思う次第ではある。

ただウオッカみたいに歴史的名牝で東京得意ならマイルもお茶の子さいさいということもある。

サウンドキアラ

サウンドキアラはアーモンドアイの適性と逆に母サウンドバリアーはフィリーズレビュー勝ちの短距離で活躍した馬なのが血統のベースにある。母サウンドバリアーの血統表でボールドルーラーがクロスしている(セクレタリアトもクロス!)のがダート的スピード能力の源泉なんだろうね。
サウンドキアラに話しを戻すと、昨年のヴィクトリアマイルは悪くない7着。しかも昨年は猛烈なペース、大外枠とこの馬にとっては難しいレースだったように思う。
目下三連勝中で戦績だけ見てみると重い馬場の京都でも1400mでもわりと余裕のある勝ちっぷりで
ヴィクトリアマイルへ向けて血統背景も含めて視界良好に思える。
舞台が整った感があるのがラウダシオンもそうだしギルデッドミラーもそうなのだが、インリアリティが効いているというところなんだよね〜
昨年の東京春G1のインディチャンプもダノンキングリーもインリアリティもちなんだよね。

このサウンドキアラはさ、母父アグネスデジタルとか他では効果がなさそうなブルーメイドサイアーにインリアリティ系が含まれているんだよね。
ここまで揃っているからな。

ただ気になるのは、これまでのトライアルで枠に恵まれ中団で立ち回った競馬がペースが上がった場合の本番で脚が使えるか。
という点。

ラヴズオンリーユー

世界的名血にうっとりしてしまう。
母母母ミエスクだから母母はキングマンボの全きょうだい。
ミエスク自身がマイルで強くブリーダーズカップマイルで1.32.8のレコードで走っている(らしい)。
という情報は心強い。
キングマンボ→キングカメハメハも自身がマイルG1勝ち馬だし母系からはマイル適性をひっぱってきているのではないか。
リアルスティールとプロディガルサンの全きょうだいを見てもマイルでもというタイプだが、がちのマイラーではない。
二頭のお兄さんは広いコースでのスローの上がり勝負がやはりベストの印象。個体差もあるし、血統での育成方法で育ちも違うが、本質的にラブズオンリーユーもおそらく広いコースの1800m〜2000mスローからのあがり勝負に適性があるように思う。
3歳の春はマイルで白菊賞を勝って桜花賞路線ではなくオークス路線。何があったかはしらないが、まだマイルで強い競馬をしていないのはデジタルでも実際の映像でもわかる。

プリモシーン

母モシーンでFastnetRockで母母もストラヴィンスキー経由なので芝の1200m〜1600m色バリバリの血統。
ストラヴィンスキーといえば日本だとディープインパクト新馬戦2着のコンゴウリキシオーがいる(懐かしい)。
この馬マイラーズカップで1.32.3勝ち、安田記念はダイワメジャーの2着。1.32.3。なかなかの適性を見せていた。
母のモシーン自身もマイラーより。
プリモシーン自身のキャラをつかめないな〜なんで去年はダービー卿は走って、今年は走らなかったんだろう。
東京が得意なはずなのに府中牝馬Sなんで走らなかったんだろう。
というのは、私が思うに原因は馬場。時計が多少かかる馬場コンディション。と斤量かなと。これまで新馬戦トーセンブレスに負けたレースは稍重。中京記念も稍重。斤量55.5。府中牝馬Sここはいろんな要因がある。まずもって瞬発力勝負に弱い馬であることと休み明け+12キロ、出遅れ、稍重。東京新聞杯は56キロで勝ったとはいえ、シャドウディーヴァが二着にくるようなレースレベルでプリモシーンは内枠からルートロスなく直線スムーズに抜け出してきた。
ダービー卿は56キロで勝ち時計1.33.3の多少時計のかかるレース。
こういう原因なのかなと思っている。
高速馬場の東京マイルで極端に瞬発力勝負にならなければもちろんチャンスはある。

ノームコア

血統的に見たらなぜマイルであのレコードで走ったのか理由がわからない。
ハービンジャーはデインヒル系統なので、スピードの質という意味では担保されている。
ハービンジャー自身もキングジョージをレコードで走った(?)ので、そういうレコードに強い血なのかもしれない。
特注のヴァイスリージェントでしかもクロフネを持っているというのも推しなのだが。

クロノロジストは不思議な馬でお父さんにバゴでクロノジェネシス、ハービンジャーでノームコア、もっと引き出すとメイショウサムソンでハピネスダンサーなわけだが、よくいえば父をたてながらも日本に必要なスピードを補填するようなイメージなのかもしれない。

ノームコアの血統構成は言えば、ポストディープインパクト時代に種牡馬の個性を引き出すのに良い配合バランスだと感じている。
母母インディスユニゾン
の血統だけ見ると「強い」と思う人が多いと思う。私が感じる「強い」は母父にミスプロがいて、母母をみるとロイヤルチャージャーと原液ネイティブダンサー経由のレイズアネイティヴがいるというところだ。
それにサンデーサイレスを重ねて同配合でフサイチエアデールが出たわけだが、これでもアメリカンな感じ。
そこにクロフネを足したのがこのクロノロジストであり、同じ血統構成のフサイチリシャールであり、ビーチサンバである。
フサイチリシャールは1400m、1600mで結果を出し、ビーチサンバはクラシックでも桜花賞まで賑わせたように、マイル寄りの適性が出ている。
ノームコアはいわばビーチサンバにハービンジャーを重ねたような馬。しかもサンデーサイレンスを母母父にもっている。
母父サンデーサイレンスはブルーメイドサイアーで最高に優秀だったが、やや強い印象があった。逆パターンでいうとシンボリクリスエスは父としてはエピファネイアという傑物につながったが、父としてより母父としての存在感があったりするし、それはクロフネにも言えて、父クロフネで母父サンデーサイレンスだと良いんだけど、突き抜けないな〜
という感じだったが、母父クロフネになると走る馬のアベレージが高くなり「お、母父クロフネかいいね」という印象すら抱くようになった。

話が膨らみすぎたのでノームコアについてまとめると、ハービンジャーらしさ(ペルシアンナイトを)感じさせつつ、母父クロフネ、母母父サンデーサイレンス でビーチサンバ2.0というイメージで考えてたらいいのではないか。

デビュー時436キロだった馬が前走478キロ。すごいな。

NHKマイルCの動向踏まえ、穴で注目されそうなのがサラキア。
本質的にとらえているか微妙だと思うが、去年、今年とステイゴールド系が東京マイルG1で頑張っているということ。
鮮明に覚えているのが昨年のクロコスミアである。人気で負けてはしまったが、ラッキーライラックも父オルフェーヴルで4着。そして今年のNHKマイルで父オルフェーヴルのギルデッドミラー。同じ父のシャインガーネットも6着だがいい競馬をしていた。
どの馬も父ステイゴールド系で母父が短距離で強い名血を持っているということ。クロコスミアはボールドルーラー、そして新潟直線1000mで密かにいつも注目しているレッドゴッド持ち。
ギルデッドミラーは母父Tiznow。直線1000mで強いインリアリティを持ち、こちらもなんちゃてボールドルーラーを持っている。

セラピアは父オルフェーヴルに母父Tapit。もちろんボールドルーラーを持っている。
母ララア自身が芝、オールウェザーで1400m〜1700m(くらい)で勝鞍がある馬。

配合パターンとしてはおもしろそうだ。

こんなことを前提において、日曜日を楽しみに過ごそう。

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