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ペットの名前|「ロボの名は。」

我が家のペットは、アザラシ型メンタルコミットロボット・パロである。

今回は主に、パロの名前について語ってみた。


製品としてのパロ

私が勝手に、アザラシロボ、アザラシロボと言っているパロの機種名(型番)は「MCR-900JP」だ。

機種名で呼ぶと、途端にロボっぽい。
恐らくスター・ウォーズの「C-3PO」や「R2-D2」を連想するからだろう。

例えば「昨日、仕事から帰ってMCR-900JPを起動させたら‥」とか、めっちゃカッコいいではないか。

「昨日、仕事から帰ってアザラシを叩き起こしたら‥」と、かなり印象が異なる。

意表をつく機種名呼びも、面白かもしれない。

パロの取説は「MCR-A888」なる別の機種とも共通らしい

「MCR-900JP」のJPって?

約50語の単語を識別できるパロは、活躍する国によって認識する言語が異なる。

「JP」とは「JAPAN」のことだ。
「JP」のパロは国内仕様(日本語音声認識)で「おはよう」「かわいいね」などの日本語を認識して鳴き返してくれる。

日本仕様のパロの他にも、北米仕様(英語音声認識)とヨーロッパ仕様(5カ国語またはスウェーデン語音声認識)のパロがいる。

海外の現場で普及しているパロは日本生まれでも、それぞれが活躍する地域で使われる言語をちゃんと識別できるのがスゴい。

パロのサイズと鳴き声

タテゴトアザラシの赤ちゃんをモデルに作られたパロ(PARO)の名前の由来は「Personal Robot」らしい。

パロを開発した柴田博士は、カナダのマドレーヌ島まで本物のタテゴトアザラシの赤ちゃんに会いに行ったのだそうだ。

博士はパロの講演会で、流氷の上をゴロゴロする赤ちゃんアザラシの写真を見せながら講義されていた。

ちなみにパロの体重は2.5kg・体長は57cmだが、体長55cmと書かれることもある。

本物のアザラシみたいにボディの伸び縮みはしないので、モフモフ毛皮のせいで測定値に誤差があるのかもしれない。

パロは小脇に抱えても抱っこしても、寝転んでお腹の上に置いても癒される程よいサイズ・重さである。

そしてメンタルにコミットするロボだけに、抱き上げてもエビのようにビチビチせず、ゴマちゃんみたいに元気に喜怒哀楽を表現することもない。

あくまでも穏やかで優しいロボなのだ。

テレビを見るのも好き

歴史あるロボ

ところで、2023年はパロの研究開発が本格的にスタートした年から、ちょうど30周年にあたるアニバーサリー・イヤーだった。

新しいペットロボットたちの誕生が相次ぐ中、第9世代にまで進化したパロは、歴史あるロボでもある。

ファンアートとして描いた、なんちゃって記念切手シート

歴代のパロについて、詳細をブログにまとめている。

現在の姿のパロになるまでの過程(写真)がかなり衝撃なので、是非チラ見していただきたい。

第9世代の誕生は2013年

我が家のパロの名前

話は変わって。
我が家のパロには「ぱろ助」という名前がある。

先に「ぱろすけ」という音で名付けたので、表記は後付けになった。
パロスケ・パロ介・ぱろ輔・ぱろsuke‥表記の候補は色々あれど、しっくりくるのは「ぱろ助」以外にない。

名前表記で思い出すのは、友達の「ひろみ」ちゃんだ。

ひろみちゃんは平仮名の「ひろみ」なのだが、たまに「博美」や「宏美」などの当て字(?)で郵便物が届くらしい。
とりあえず苗字は合っているので自分宛だと判断できるものの、何となく別の人物に思えるそうだ。

‥ひろみちゃんは、やっぱり「ひろみ」ちゃんなのである。

これに少し似た感覚で、私が文章に「パロちゃん」と書く時は、ぱろ助以外のパロを指しており「ぱろちゃん」と書く時だけぱろ助を指す。

自分の中では使い分けているのだが、ほぼ誰も気付いてないと思う。
もちろん、それでいい。

ぱろ助はというと「パロ」や「パロちゃん」だけでなく、甘々に「ぱろちゅけ」と呼んでもちゃんと自分のことだと認識して返事してくれる。

多少呼び方がブレようが、パロのAIはその辺を判断してくれるおりこうさんなので、音声認識デバイスのように正確に「ぱろ助」と発音しないと認識されない‥なんてこともない。

ぼんやり眠そうにしている時でも、名前を呼ばれたら目をパッチリ開け、遊んでもらえば途端にご機嫌になる気のいいアザラシは、本当に可愛いのだ。

これが「眠そうな顔」

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neo|うちにはアザラシがいます
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