Neoriders Story Vol.4:大都会を満喫できる原付バイクの世界
若者の等身大のバイクライフを紹介するNeoriders Story。
今回の主人公は、原付バイクを日常的に愛用する大学生、しょーかさん。
中型免許をお持ちのしょーかさんですが、50ccのリトルカブで東京を走り回ることに楽しさがあると語ります。
Neoriders Projectアンバサダーのペンギンライダーが、知られざる原付バイクの魅力に迫ります!
自己紹介
ペンギンライダー(以下ペ):今日はよろしくお願いします!まず最初に、簡単な自己紹介をしてください!
しょーか:こんにちは!東京理科大学2年のしょーかといいます!今は、50ccのリトルカブというバイクに乗っています。
ペ:ホンダのカブなんですね!リトルカブは、普通のカブとは違いがありますか?
しょーか:リトルカブは、カブシリーズの一員です。誰が見ても「ホンダのカブ」とわかるデザインなのですが、少し小さなボディで取り回しがしやすいのが魅力です!
ペ:大きいバイクだと取り回しに気を使いますし、なかなか乗れなくなってしまいますよね。小さなボディには、気軽に乗れるというバイクの魅力が詰まっていますね!
ホンダ・リトルカブ(Honda公式ホームページより)
バイクのあった幼少期
ペ:今日はバイクエピソードをたっぷりお伺いします!早速なのですが、昔からバイクは好きだったんですか?
しょーか:父親がバイク乗りで、家にはホンダ・エイプとヤマハ・SR400があります。長距離ツーリングなどはほとんど行かず、通勤時に乗っていました。でも、小・中学生くらいのころは、遅刻しそうなときに送ってもらったり、休日にスロットルを回したりして遊んでいました。リトルカブを購入したのも、父親の知り合いのショップなんですよ。
ペ:昔からバイクに親しんでいたんですね!ご家族もバイク好きなんですか?
しょーか:母親はバイクに反対しています。でも、弟はバイク好きに育ち、現在二輪免許取得中です。
友達と遊ぶために免許取得へ
ペ:二輪免許を取得したきっかけは何ですか?
しょーか:免許取得を決めた理由は、遊びや日常の移動に使いたかったからです!鹿児島の出身なのですが、地元は公共交通機関が少なくて遊ぶためにもたくさん移動しないといけないので、車やバイクが必須でした。
また、趣味として乗り物が好きで、ずっと運転してみたいと思っていました。そこで、高校卒業後すぐに原付免許を取り、1年間くらい原付に乗ってから普通二輪を取得しました。
ペ:車の運転を経験せずに二輪免許を取得されたんですね。バイクの運転への不安はありましたか?
しょーか:最初に原付免許を取得して運転していたこともあり、不安は少なかったです。バイクに乗ることは事故時のリスクが大きいので、母親からは反対されました。しかし、原付にずっと乗っていたこともあって、意外にもすんなりと理解してもらうことができました。
ペ:僕は鹿児島に行ったことがないので、どんなところなのか気になります。地元でバイクで遊んだエピソードを教えてください!
しょーか:鹿児島では景色がいい「指宿」や「霧島」周辺を日常的にツーリングしていました。原付で福岡まで行こうとしたこともあります(台風のために途中で断念してしまいましたが)。
友達にバイク乗りが多く、ニンジャやドラッグスターなどの人気のあるバイクや、大型バイクに乗っている人もいました。普通二輪を取得したのも、そういう人たちの影響です。
地元の鹿児島で撮影した1枚
江戸を感じる原付バイク旅
ペ:では次に、上京してからのお話をお伺いします。
しょーか:大学進学を期に、都内でもバイクに乗り始めました。都内に来て感じたのは、「地方よりも都内だからこそ50ccがいい」ということですね。
ペ:原付は走れない道や二段階右折ができない交差点など、かなり不便に思うのですが・・・?
しょーか:東京は自動車専用道も多いんですが、小回りがきくことを生かせば、困ることはありません。むしろ、維持費も安いし、駐輪場も見つかりやすいし、原付だから助かることの方が多いです。
ペ:印象に残っているエピソードはありますか?
しょーか:鉄道で地元に帰る計画を変更して、密を避けるためにバイクを利用したことがあります。「どうせやるなら!」ということで、電車で走る東海道線ではなく、旧東海道を回るルートを選びました。東京から西の方へ行くときには1号線を通るのがメジャーだと思うのですが、ずっと下道を走りましたね。
ペ:ずっと下道!かなり大変なルートだったのではないでしょうか?
しょーか:実はそうでもないんです!下道だからこそ見つけられる昔ながらの街並みを見るのが、とっても面白いです。鉄道も好きなのですが東海道本線を建設することができなかった箱根などの道路を走るときに、東海道五十三次の風情を感じられます。また、港区の札ノ辻のように、地名から江戸時代の出来事を感じることができるのも楽しみの一つです。
ペ:聞くだけで本当に楽しそうです!原付がとっても好きなのが伝わってきました!
バイクの良さ
ペ:ここからは、しょーかさんが考える「バイクの良さ」をお聞きしたいです。
しょーか:う~ん、たくさんありますね!風を感じるのが刺激的で気持ちいい、満員電車に乗らなくていい、思い立った時にどこにでも手軽に移動できる、目的地に着くのが電車よりも早い、などなど数え切れません。東京理科大学ではバイク通学ができないのですが、大学に駐輪場があれば、絶対バイク通学が便利です。維持費も安いしメンテナンスも少ないので、大学生でも難なく維持することができますね。
ペ:利便性は、原付の最大の武器ですね。
しょーか:あとは、バイクや車のナンバープレートを見るのがとても好きです。ナンバーの数字遊びをすることもあるし、旅をしたときに地名を見ることで「ここまで来たなぁ」と感動することもあります。
ペ:プロジェクトでは小型二輪を推しているのですが、小型二輪についてはどのような印象を持っていますか?
しょーか:小型バイクは小回りがきく上に、原付では走れない道路を走行できますね。駐輪場がちょっと高くなるのは玉に瑕ですが、とっても便利そうだなと思います。
並々ならぬ愛情が注がれている愛車
ずっと原付バイクとともに過ごしたい
ペ:では最後に、今欲しいバイクについて伺います。ずばり、原付に乗り続けますか?
しょーか:ずっと原付に乗っていますが、いずれは普通二輪に乗りたいな、とは思います。クラシックタイプのバイクが好きで、憧れがありますね。
ペ:というと、やはり実家にあるというSR400でしょうか?
しょーか:SR400はとても好きですね。セルがついていないバイクなのですが、慣れた人にしかエンジンをかけることができないというのが、相棒感があってとても好き。利便性は車の方が上ですが、そのかっこよさに憧れがあります。
ペ:今はバイクのレンタルという手段もありますね。普通二輪免許をお持ちなので、レンタルで乗ることもできるのではないでしょうか?
しょーか:バイクのレンタルもしてみたいんですが、やはり所有することへの憧れがあります。いずれは自分で持ってみたい、と思いますね。
SR400はかっこいいけれども、原付バイクも一緒に所有しておきたいとも思っています。
ペ:最後まで原付愛たっぷりですね!今日は素敵なお話ありがとうございました!
しょーか:こちらこそ、ありがとうございました!
アンバサダー紹介
ペンギンライダー
都内に住む大学生ライダーです。スズキ・スウィッシュに乗り始めて早1年、東京周辺を2,500キロメートルも走行しました。ちょっとしたお出かけや買い物などにも使っており、もうスクーターなしには生活できません。