お酒嫌いと写真嫌い
お酒が飲めない人は、飲み会の席でいつもどこか遠慮しがちにお酒を飲めないことを伝えてしまう。それと同じことが写真を取られるのが嫌いな人にも起こっているのではないだろうか。
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お酒が好きな人は、お酒が飲めて当たり前、お酒が飲めない人のことなんて理解できない。まるで、会社を休むかのような、やむおえない理由がない限り、酒を飲まないことを毛嫌いしているかのようだ。
一方、写真についても同じことが言えないだろうか。AさんとBさんが一緒に旅に出かけたとする。AさんはBさんと一緒に写真を取ろうとした時、Bさんが写真が苦手だからと断ったら、きっと険悪な空気感になるだろう。
写真の場合、お酒のように体に不調反応がでることはないので、スナップ写真などでは、しぶしぶ写っていることが多いのではないだろうか。
その理由の1つに、写真が徹底的に苦手でいつもスナップ写真撮影があるたびにその枠から出たとする。すると、いつのまにかカメラマンにならざるおえない状況になっていることはないだろうか。
写真を写されるのが嫌いな人が必ずしもカメラを取るのが好きだというわけでもない。
それにもかかわらず、カメラマンの役割を断るなどすれば、写真好きからはなぜか身勝手だと思われてしまう。写真に入るのが嫌なだけで、そのグループが嫌いなわけではないのに、カメラの枠の外で見ていると、手持無沙汰に見えてしまうからだろうか。
カメラに入るのが嫌いでかつ、カメラマンも嫌だという人がいてもいいのではないだろうか。しかし、1枚くらいは撮らないと気まずいのは言うまでもない。